​米国と中国間の貿易戦争が激化し、中国内の「反米感情」が拡大している中で、ドナルド・トランプ米国大統領を模した「便器ブラシ」が再流行している。



最近、中国オンラインショッピングモールなどにはスーツ姿のトランプ大統領の上半身に黄色いブラシを頭に付けた「トランプ便器ブラシ」が販売中だ。この製品は約２７００ウォン（約２７０円）から３７００ウォンの間で販売されている。


嘲弄の意味を込めたこの製品は浙江省義烏市で作られた便器ブラシだ。中国のネットユーザーは世界の雑貨生産・販売拠点都市「義烏」の名を取って「義烏の反撃」と呼んでいる。

義烏市は世界を対象に雑貨を輸出する最大の供給先で、世界のクリスマスツリーと装飾品消費量の８０％を生産する。２０１６年米国大統領選挙当時、選挙用品の需要をもとにドナルド・トランプ大統領の当選を予測し、昨年１１月のトランプ氏当選以降、義烏市にはトランプ商品に対する注文が急増したことがある。

中国メディアの新浪財経は１３日「米国は中国に対する関税を引き上げ、『世界のスーパーマーケット』と呼ばれる義烏市が一番先に打撃を受けた」として「米国が中国に課する関税を継続的に引き上げ、多くの貿易商が懸念しているが、義烏市はそれに備えているとみられる」と報じた。