11日、中央日報のインタビューに応じる東京エレクトロンの河合利樹CEO キム・ヒョンイェ特派員
インタビューは半導体市場を熱くするAI(人工知能)産業から始めた。河合社長(61)は現在のAI産業を「人間でいえば幼児期から青少年期に入った」と例えた。過去10年間にAI産業が芽生え、現在は第2段階に入った状態ということだ。河合社長は「今はAI、AR(拡張現実)、VR(バーチャルリアリティ)、自動運転などの技術が牽引する時代になった」とし「半導体市場は今年6000億ドル(約90兆円)を超え、2030年には1兆ドル(約1455兆円)を超えるだろう」と述べた。さらに、「これが終わりではなく、第3の波が来る」とも語った。「量子コンピューティング、6G、7Gの超高速データ送受信時代が到来する」とし、「2050年までに半導体市場は現在の10倍の規模に成長すると予測している」との見通しを示した。
どのように未来に対応するのかという言葉に対して説明が続いた。「半導体は市場の変化が速く、技術革新が重要だ。世界最高の技術革新力を維持することを最優先課題にしている。東京エレクトロンの最も大きな強みは技術だ。半導体製造装備業界で世界最大の2万2000件以上の特許(IP)を保有している。強力な技術力のため5年間(2029年まで) に1兆5000億円以上の研究・開発(R&D)投資、7000億円の設備投資をするという。グローバルで毎年2000人雇用していく。今後3兆円以上の売上高、35%以上の営業利益達成を目標にしている」。