民主党の全真淑(チョン・ジンスク)議員、朴弘培(パク・ホンベ)議員、金文洙(キム・ムンス)議員(左から)が11日、国会で尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の罷免を求めて断髪している。 イム・ヒョンドン記者
党レベルのテント座り込みは2013年の国家情報院(国情院)大統領選挙介入疑惑関連のソウル広場座り込み以来11年ぶりとなる。170議席の民主党が「野性」を露骨に表すのは「今は手段を問わず、1分1秒でも早く尹大統領を罷免すべき時」(重鎮議員)という判断のためだ。野党は、裁判所の尹大統領釈放決定以降、憲法裁の弾劾審判日程が遅れたり結果に影響を与えたりするのではという不安感が強まっている状態だ。趙承来(チョ・スンレ)首席報道官はこの日、「国会で弾劾が可決したから90日が経とうとしている。戒厳軍の銃刀に憲政が踏みにじられた内乱の夜をはっきりと見守った国民は一日が一年のようだ」と述べた。
民主党の金俊爀(キム・ジュンヒョク)議員、閔炯培(ミン・ヒョンベ)議員、・朴洙賢(パク・スヒョン)議員、進歩党の尹鐘五(ユン・ジョンオ)議員はこの日午後1時からソウル光化門東十字閣(トンシプチャガク)で座り込みをし、尹大統領の罷免を求める断食闘争に入った。民主党の朴弘培(パク・ホンベ)議員、金文洙(キム・ムンス)議員、全真淑(チョン・ジンスク)議員はこの日、国会本庁前の階段で断髪を行った。全議員は断髪の後、「私の髪の毛でわらじを作って憲法裁判官に送る。国民の不安を阻止するためなら自分の身を投じても、どれだけ切実に(尹大統領の)罷免を求めるかを見せることができる」と語った。
金民錫(キム・ミンソク)議員、朴範界(パク・ボムゲ)議員、徐瑛教(ソ・ヨンギョ)議員、鄭清来(チョン・チョンレ)議員など民主党4選議員13人はこの日午前、記者会見を開き、「内乱の憲法違反の是非を扱う憲法裁が弁論を再開する必要も義務もない。決定を先送りする理由もない」と主張した。午後には民主党所属の常任委員長が「宣告期日を遅らせるのは大韓民国の混乱をさらに深めるだけだ」とし、憲法裁に尹大統領罷免要求書簡を送ると明らかにした。李在明(イ・ジェミョン)民主党代表は12日、金慶洙(キム・ギョンス)元慶尚南道知事、金富謙(キム・ブギョム)元首相、朴用鎮(パク・ヨンジン)元議員、李光宰(イ・クァンジェ)元国会事務総長、任鍾晳(イム・ジョンソク)元大統領秘書室長と共に景福宮駅のテントで「国難克服のための時局懇談会」を開く。「院内第1党が国会を空けて街頭に出ていくのは無責任だ」という与党の批判を気にかけない雰囲気だ。
尹大統領弾劾審判の宣告近づく 街頭に出た野党vs各自に任せる与党(2)
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