韓国の尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領弾劾に賛成する意見が１カ月前よりも増えたという世論調査の結果が出た。該当の調査は尹大統領が８日の裁判所の拘束取り消し決定で９日に釈放された直後の１０日に行われた。

世論調査専門機関「リアルメーター」がエネルギー経済新聞の依頼で前日（１０日）、全国満１８歳以上の男女５０１人を対象に実施してこの日発表した調査結果によると、回答者の５５．６％は「弾劾を認容して罷免すべき」と答えた。「弾劾を棄却して職務に復帰させるべき」は４３％だった。

二つの意見の差は１２．６％ポイント（ｐ）で弾劾認容意見が誤差範囲（４．４％ｐ）外で優勢を示した。「よく分からない」は１．５％だ。


特にリアルメーターが２月第３週に実施した調査で弾劾認容比率が５２％であったことと比較すると３．６％ポイント増えた。棄却意見は２．１％ポイント減った。

地域別に見ると、「認容」は光州（クァンジュ）・全羅（チョルラ）で８３．０％（「棄却」１７．０％）で最も高かった。仁川（インチョン）・京畿（キョンギ）６１．２％（「棄却」３７．９％）、大田（テジョン）・忠清（チュンチョン）・世宗（セジョン）５３．９％（「棄却」４４．２％）でも認容意見が優勢だった。反面、「棄却」は大邱（テグ）・慶北（キョンブク）で５７．３％（「認容」４２．７％）で高かった。ソウルは「認容」５０．５％、「棄却」４７．４％だった。釜山（プサン）・蔚山（ウルサン）・慶南（キョンナム）は「認容」４５．７％、「棄却」５０．４％だった。

年齢別で「認容」は４０代で６９．１％（「棄却」３０．９％）、５０代で６３．９％（「棄却」３６．１％）で高かった。３０代では５６．２％（「棄却」４３．８％）、１８～２９歳では５３．６％（「棄却」３９．４％）で相対的に優勢だった。６０代では「認容」４９．７％、「棄却」５０．３％できっ抗した。７０歳以上では「棄却」が６０．０％（「認容」３７．３％）で非常に高かった。

理念志向別には進歩層で「認容」８２．３％、「棄却」１６．３％だった。保守層は「認容」２９．４％、「棄却」６９．６％だ。中道層では「認容」６５．８％、「棄却」３３．２％だった。

今回の調査は無線（１００％）無作為生成表集ツールを通して任意に電話をかけるＲＤＤ方式、自動回答調査として実施された。全体回答率は８．１％、標本誤差は９５％信頼水準に±４．４％ｐだ。

詳しい内容は中央選挙世論調査審議委員会公式サイトで確認することができる。