韓国の1~2月輸出が前年同期比4.8%減少し、半導体は16カ月ぶりに増加傾向にブレーキがかかった。写真は2日、霧が立ち込めた釜山(プサン)神仙台(シンソンデ)埠頭。ソン・ボングン記者
半導体の輸出が減少した影響が大きい。2月96億ドルで1年前(99億ドル)に比べて3%減少し、2023年10月以降16カ月ぶりに増加傾向(前年同期基準)にブレーキがかかった。チャンシン・メモリーテクノロジーズ(長鑫存儲技術、CXMT)など中国半導体メーカーの物量攻勢が強まり、汎用メモリー価格が急落した影響が大きい。産業部によると、DDR4(8Gb)は1年前より固定価格が25%下落したほか、NAND(128Gb)価格下落幅は53.1%に達する。
半導体輸出の場合、中国依存度が25~30%ほどで高いが、中国内の需要が減った影響もある。2月中国向け半導体輸出額は25億2000万ドルで1年前に比べて15.3%減少した。産業部関係者は「昨年の好況に対する基底効果があり、中国市場内の需要不足と供給過剰の影響もある」と説明した。
今後の展望は悪材料と好材料が混在する。悪材料は米国の「関税戦争」だ。米国のドナルド・トランプ大統領は半導体に25%の関税賦課を予告し、すでに10%の関税を賦課した中国製品に追加関税10%を加えることも思案中だ。これは中国で製造するiPhoneなど情報技術(IT)・家電に対する需要が減少するとみられるが、中間材を中国に輸出している韓国企業も影響を受ける可能性がある。韓国貿易協会国際貿易通商研究院のチャン・サンシク院長は「昨年よりは上昇の勢いが鈍化する可能性がある」と説明した。
ただし、米国内の半導体自給率が10%前後に過ぎず、トランプ氏が全面的な関税拡大に出るのは難しいだろうという分析もある。需要の側面でも中国の消費振興策である「以旧換新」政策などでスマートフォン・PCなどの消費心理が改善されて、主要供給者の減産発表によって汎用メモリー半導体価格も安定を取り戻すだろうという期待もにじむ。韓国産業研究院のキム・ヤンパン専門研究委員は「今後トランプ関税が半導体輸出に及ぼす影響は制限的ではないだろうか」と説明した。
一方、韓国輸出のもう一つの軸である自動車輸出は2月61億ドルで昨年同期(52億ドル)に比べて17.8%増え、昨年11月以後3カ月間続いた輸出減少の流れを断ち切った。ハイブリッド車の輸出(13億ドル)が好調(74.3%増加)を示した影響だ。バイオヘルス品目はバイオ医薬品輸出(45.5%)を中心に16.1%増の14億ドルを記録した。
地域別では最も大きな二つの輸出市場である中国は先月輸出が減少して(-1.4%)、米国は増えた(1%)。対中国(95億ドル)と対米国(99億1000万ドル)輸出はともに100億ドルを下回った。先月の輸入額は1年前(482億ドル)に比べて0.2%増加した483億ドルで、貿易収支は43億ドルの黒字を記録した。
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