中国ファーウェイの半導体設計子会社ハイシリコンのAIチップ。[写真 ハイシリコン]
報道によると、14あるいは16ナノメートル(ナノは10億分の1)以下の工程で生産された先端チップを中国に販売するには米国政府の許可を受けなくてはならないというのが追加規制の骨子だ。半導体ファウンドリー(委託生産)企業はファーウェイなど米国の制裁対象である企業とは取引しない。しかし10月にファーウェイ製品からTSMCが製造したチップが見つかり騒ぎとなった。TSMCは2021年にファーウェイとの取引を切ったが中国のスタートアップとは取引を続けてきた。調べたところファーウェイがこれら企業の裏で「代理注文」をさせた状況がとらえられた。その後TSMCは会社を問わず中国から先端チップの注文を受けないことにした。新たな規制はこうした「裏口流出」が再発しないよう、ファウンドリー企業が顧客をより綿密に調査し実態調査を強化しろということだ。
中国企業は主にTSMCに委託製造を任せてきた。しかしサムスンファウンドリーもまた市場縮小が懸念される状況だ。サムスンがまだ米国のビッグテックなど大手企業をファウンドリー顧客として確保できていない状態で中国の扉が閉められているからだ。
米国の今回の追加規制は13日に米商務省が発表したAI・半導体の国別輸出統制の後続措置だ。韓国をはじめとする同盟国は米国のAI技術・チップを輸入するのに制限はないが、その他の国はここにアクセスする時には許可を申請しなければならない。
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