米アトランタ国際空港でデルタ航空のボーイング旅客機がエンジンの問題で離陸を中断する事故が発生した。



ＣＮＮなどによると、１０日午前９時１０分ごろ（現地時間）、アトランタ国際空港の滑走路でミネアポリス行旅客機がエンジン問題で離陸を中断した。航路追跡サイトのフライトレーダー２４によると、当時旅客機は時速１００マイル（約１６１キロ）の速度で走行中、滑走路の中間地点で停止した。


この旅客機はボーイング７５７－３００機種。離陸中断の直後、旅客機に乗っていた２０１人の乗客と５人の乗員、２人のパイロットは非常用スライドで脱出し、空港庁舎に避難した。

空港の関係者は「この過程で乗客４人が軽いけがをし、１人が病院に搬送された」とし「残りの３人は現場で治療を受けた」と伝えた。

エンジンにいかなる問題があったかはまだ確認されない中、当時、旅客機に乗っていたジェームズさんは「離陸する時、何か問題があったようでエンジンに火がついた」とし「避難するしかなかった」と話した。

別の乗客ウェイドさんがが撮影した映像には、雪に覆われた滑走路の上で乗客が避難する姿が見られた。ウェイドさんは「まだ（航空機から）煙が出ている」とし「私たちは雪の上に立っている」と伝えた。

デルタ航空は事故の直後、「乗客におわびをし、目的地まで安全にフライトできる別の案を迅速に用意する」と明らかにした。連邦航空局（ＦＡＡ）は「報告されたエンジンの問題について調査する」と明らかにした。

一方、ボーイング旅客機は最近、機体の欠陥で大小の事故が相次いでいる。２日には今回の事故と同じ機種ボーイング７５７－３００機種がロサンゼルス（ＬＡ）国際空港で原因不明の機体の不具合で引き返した。６日にはオーストラリアのメルボルン空港でエティハド航空ボーイング７８７－９のドリームライナー航空機のタイヤが離陸中に破裂する事故が発生し、離陸を中断した。