トランプ米次期大統領がロシアのプーチン大統領との会談を調整中と明らかにしたことに対し、ロシア大統領府が歓迎の意を表した。

タス通信によると、ロシア大統領府のペスコフ報道官は１０日（現地時間）の記者会見で「トランプ氏が対話で問題を解決する用意ができているという点を歓迎する」とし、ロシア側に会談開催の前提条件がないことを明らかにした。


ペスコフ報道官は「いかなる条件も必要でない。必要なのは対話であり、問題を解決しようという相互の熱望と政治的意志」と話した。


トランプ氏は前日、米フロリダ州パームビーチのマールアラーゴリゾートで共和党所属州知事らと会った際、「彼（プーチン大統領）が会うことを望んでいて、我々はそれ（会談）を準備している」とし、プーチン大統領と会う用意ができていると明らかにした。

プーチン大統領は先月１９日、トランプ氏といつでも会う用意があると述べた。２人が会えばウクライナ和平案について議論すると予想される。

トランプ氏は会談に関する具体的な日程には言及しなかった。ペスコフ報道官もまだ会談に関する具体的な内容はないとし、２０日のトランプ氏の就任式以降に動きがあるあろうと伝えた。