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「ファイブアイズ」駐韓大使ら、非公開会合…情勢情報の共有か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

7日、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会前で開かれた汎国民ろうそく大行進に出席した市民が尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弾劾訴追案可決を求めてスローガンを叫んでいる。キム・ジョンホ記者

米国主導の西欧5カ国の情報同盟である「ファイブアイズ(FiveEyes、米国・英国・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド)」の韓国駐在大使らが最近一堂に会し、韓国の非常戒厳について意見を交わしたことが分かった。混乱した国内政治状況と北朝鮮の挑発の可能性など、韓半島(朝鮮半島)の情勢に対する総合的な情報共有が行われたものと観測される。

関連事情に詳しいある外交消息筋は11日「6日午前、駐韓英国大使館でファイブアイズ5カ国大使が会った」と話した。また「ファイブアイズ大使たちは周期的に会っている」としながらも「今回は特に戒厳時局に関することが主に議論された」と伝えた。5カ国の大使館は中央日報に「大使の日程についてはコメントを控えたい」というNCND(肯定も否定もしない)の立場を明らかにした。

これに先立ち、米国をはじめとする主要国は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の戒厳宣言に関連した状況を外交チャンネルを通じて十分に共有されなかったという。(キム・ヨンヒョン)元国防部長官など少数が主導して極秘裏に戒厳を準備したため、外交安保ラインもほとんど排除された。


こんな中、ファイブアイズの国々は別途のチャンネルを通じて戒厳に関連して各国が収集した情報を共有し、関連対応方案を議論したものとみられる。

一方、フィリップ・ゴールドバーグ駐韓米国大使が12・3非常戒厳宣言以降、共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表との面会を取り消したことが分かった。複数の民主党関係者によると、ゴールドバーグ大使は12日に予定されていた李代表の表敬訪問日程を最近取り消した。2人は戒厳が宣言される前に約束した。しかし戒厳宣言以降、状況が緊迫に変わり、ゴールドバーグ大使側が民主党に「表敬訪問が難しい」という意向を伝えたという。民主党関係者は「ゴールドバーグ大使としても今のような時期に特定政党に会うことを負担に思ったと判断したようだ」と伝えた。

ゴールドバーグ大使は最近、与党の主要人物と相次いで面会し、戒厳宣言以降の政局状況を緊密に把握している。今月5日と8日の2回にわたり、趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官と、9日には政府ソウル庁舎で韓悳洙(ハン・ドクス)首相と面会し、政府の非常戒厳対処についての説明を聞いた。同日、国民の力の韓東勲(ハン・ドンフン)代表にも会った。

このような状況で、ゴールドバーグ大使が野党との面会を取り消した背景をめぐって分析が分かれている。民主党は今月7日に続き、14日に尹大統領に対する2度目の弾劾訴追案本会議の表決を予告した。このような時に駐韓米大使が野党代表に会うのは、ややもすると弾劾に力を与えるような態度に読まれる恐れがあると懸念したためという見方もある。



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