韓国バッテリー
エネルギー専門市場調査会社のSNEリサーチによると、10月末基準の世界の車載用電池使用量で韓国3社のシェアは20.2%で、前年同期比3.5ポイント下落した。2021年の31.7%と比較すれば11.5ポイントの下落だ。
最大の影響は電気自動車の需要停滞だ。米リサーチ会社ガートナーは今年の電気自動車販売台数を1100万台と予想した。2021年の470万台から2022年には900万台に増えたが、増加傾向は鈍化している。ここに来年米国で第2次トランプ政権が始まれば需要はさらに減る見通しだ。トランプ氏はインフレ抑制法を通じて補助金を支給する政策を批判してきた。
中国の価格・技術攻勢に押されている影響も大きい。この3年間で韓国バッテリー3社の電気自動車シェアが急落する間にCATLとBYDの中国バッテリー2社のシェアは2021年の39.7%から今年は53.6%に拡大した。中国は政府の強力な補助金支援により価格競争力で優位を占めている上に技術開発スピードも速い。
最近では中国の主力製品である角形バッテリー需要も増加している。角形バッテリーはアルミニウム缶にセルを入れる方式で作り、外部からの衝撃に強く耐久性が高い。LGエナジーソリューションは3日、米ゼネラルモーターズ(GM)と角形バッテリーを開発し今後GM次世代電気自動車に搭載するという計画を明らかにした。
バッテリーと電気自動車で強さを見せる中国自動車メーカーはハイブリッドカーでも競争力を拡大している。中国企業が欧州に輸出するハイブリッドカーの割合は1-3月期の9%から7-9月期には18%に急増した。ロイター通信などによると、中国BYD、上海自動車(SAIC)などは10月から課された欧州連合(EU)の電気自動車関税に対応するため電気自動車の代わりにハイブリッドカー輸出を増やす方式に戦略を修正している。欧州委員会は10月末に中国製輸入電気自動車に対し5年間にわたり相殺関税を課すことにし、関税率を最大45.3%に引き上げたが、ハイブリッドカーにこの関税は適用されない。
欧州でハイブリッドカーの人気も高まっている。欧州自動車産業協会(ACEA)によると9月のEU新規販売車両のうちハイブリッドカーの割合が32.8%を記録し、ガソリン車の29.8%より多くなった。関連統計作成以降で初めてだ。中国はプラグインハイブリッドカーに強い。プラグインハイブリッドカーは電気自動車のような充電バッテリーが搭載されたハイブリッドカーで、7-9月にBYDが世界市場でシェア40.1%を占める。2位と3位も中国の自動車メーカーだ。
現代自動車は欧州で人気が高いハイブリッドスポーツ多目的車(SUV)を中心に市場を攻略している。代表モデルは準中型SUVの「ツーソン・ハイブリッド」だ。欧州でこのモデルの今年9月までの累積販売台数は4万1313台で、その後を小型SUVである「コナ・ハイブリッド」が2万5829台で支えている。起亜のモデルでは「スポーテージ・ハイブリッド」と「ニロ・ハイブリッド」が販売好調を見せる。
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