韓国現職大統領史上初めて、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の出国が禁止となった。「12・3非常戒厳事態」以降、6日ぶりだ。高位公職者犯罪捜査処(公捜処)は9日午後3時ごろ、尹大統領に対して内乱・職権乱用などの容疑で法務部に出国禁止を申請し、法務部は約17分後にこれを承認した。検察はこの日、金竜顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官に対する拘束令状を請求して尹大統領を内乱首魁として摘示した。
検察非常戒厳特別捜査本部(本部長パク・セヒョン/ソウル高検長)は9日午後11時36分ごろ、金前長官に対して「内乱重要任務従事および職権乱用権利行使妨害」容疑で拘束令状を請求した。非常戒厳事態加担者に対して6日ぶりに行われた初めての拘束令状請求だ。検察は令状で非常戒厳を建議するなど内乱主導者である金前長官に内乱重要任務従事容疑を適用して、戒厳を宣言した尹大統領は内乱首魁に摘示した。国会などに武装兵力を投じた主要指揮官など他の被告発人も内乱の共犯に含まれたことが確認された。
刑法上内乱罪は(1)首謀者(内乱首魁)(2)謀議に参加したり指揮したりその他の重要任務に従事した者(3)単純関与者など--3つに分けて処罰している。検察は尹大統領と金前長官にそれぞれ1号首魁と2号重要任務従事容疑を適用した。内乱首魁の法定刑は死刑、無期懲役、または無期禁錮、重要任務従事者は死刑、無期懲役、または5年以上の懲役や禁錮だ。
金前長官の拘束について決める拘束令状実質審査(拘束前被疑者審問)は10日午後3時、ソウル中央地方法院(地裁)ナム・チョンギュ令状専門担当部長判事の審理で開かれる予定だ。
検察と警察はそれぞれ60人余り、150人余りである大規模捜査本部を通じて「歴代級速度戦」に出た状態だ。検察は8日午前7時52分に緊急逮捕した金前長官の内乱・職権乱用容疑に対する調査を継続した。検察が請求した拘束令状を裁判所が発行すれば最大20日の拘束捜査が可能となる。金前長官は8~9日の2日間、3回にわたる調査で「私が尹大統領に戒厳宣言を建議し、布告令により戒厳軍の国会進入を指揮した」という趣旨で供述し、概ね容疑を認めた。
これに先立ち、呉東運(オ・ドンウン)公捜処長はこの日国会法制司法委員会に出席して「内乱被疑者である尹大統領を拘束する意志はあるか」という質問に「積極的に捜査をして身柄確保に努力している」と答えた。呉処長は「いかなる制限も設けずに国家を救うという心情で捜査をしている」とし「内乱罪首魁などに対しては拘束捜査を原則にして力を尽くして捜査する意志を持っている」と付け加えた。検警が内乱罪捜査に先んじる状況で公捜処長が尹大統領を「内乱罪首魁」に指定して公捜処の存在感を示した格好だ。呉処長は金建希(キム・ゴンヒ)夫人の出国禁止も「検討する」と話した。
検察はこの日午前、京畿道果川(キョンギド・クァチョン)所在の国軍防諜司令部と呂寅兄(ヨ・インヒョン)防諜司令官の住居地などを約4時間にわたり家宅捜索した。防諜司は先月「参考資料〔戒厳司令部・合同捜査本部(合捜本部)運営参考資料〕」と題した、今回の戒厳に備えた文書を作成して、戒厳当時政治家の逮捕を試みるなど核心的な役割を果たしたという疑惑が提起された場所だ。
韓国検察「尹大統領は内乱首魁」 元国防長官の令状で摘示していた(2)
検察非常戒厳特別捜査本部(本部長パク・セヒョン/ソウル高検長)は9日午後11時36分ごろ、金前長官に対して「内乱重要任務従事および職権乱用権利行使妨害」容疑で拘束令状を請求した。非常戒厳事態加担者に対して6日ぶりに行われた初めての拘束令状請求だ。検察は令状で非常戒厳を建議するなど内乱主導者である金前長官に内乱重要任務従事容疑を適用して、戒厳を宣言した尹大統領は内乱首魁に摘示した。国会などに武装兵力を投じた主要指揮官など他の被告発人も内乱の共犯に含まれたことが確認された。
刑法上内乱罪は(1)首謀者(内乱首魁)(2)謀議に参加したり指揮したりその他の重要任務に従事した者(3)単純関与者など--3つに分けて処罰している。検察は尹大統領と金前長官にそれぞれ1号首魁と2号重要任務従事容疑を適用した。内乱首魁の法定刑は死刑、無期懲役、または無期禁錮、重要任務従事者は死刑、無期懲役、または5年以上の懲役や禁錮だ。
金前長官の拘束について決める拘束令状実質審査(拘束前被疑者審問)は10日午後3時、ソウル中央地方法院(地裁)ナム・チョンギュ令状専門担当部長判事の審理で開かれる予定だ。
検察と警察はそれぞれ60人余り、150人余りである大規模捜査本部を通じて「歴代級速度戦」に出た状態だ。検察は8日午前7時52分に緊急逮捕した金前長官の内乱・職権乱用容疑に対する調査を継続した。検察が請求した拘束令状を裁判所が発行すれば最大20日の拘束捜査が可能となる。金前長官は8~9日の2日間、3回にわたる調査で「私が尹大統領に戒厳宣言を建議し、布告令により戒厳軍の国会進入を指揮した」という趣旨で供述し、概ね容疑を認めた。
これに先立ち、呉東運(オ・ドンウン)公捜処長はこの日国会法制司法委員会に出席して「内乱被疑者である尹大統領を拘束する意志はあるか」という質問に「積極的に捜査をして身柄確保に努力している」と答えた。呉処長は「いかなる制限も設けずに国家を救うという心情で捜査をしている」とし「内乱罪首魁などに対しては拘束捜査を原則にして力を尽くして捜査する意志を持っている」と付け加えた。検警が内乱罪捜査に先んじる状況で公捜処長が尹大統領を「内乱罪首魁」に指定して公捜処の存在感を示した格好だ。呉処長は金建希(キム・ゴンヒ)夫人の出国禁止も「検討する」と話した。
検察はこの日午前、京畿道果川(キョンギド・クァチョン)所在の国軍防諜司令部と呂寅兄(ヨ・インヒョン)防諜司令官の住居地などを約4時間にわたり家宅捜索した。防諜司は先月「参考資料〔戒厳司令部・合同捜査本部(合捜本部)運営参考資料〕」と題した、今回の戒厳に備えた文書を作成して、戒厳当時政治家の逮捕を試みるなど核心的な役割を果たしたという疑惑が提起された場所だ。
韓国検察「尹大統領は内乱首魁」 元国防長官の令状で摘示していた(2)
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