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サムスンとSK、2年間で「半導体脱中国」着々…問題は米国の補助金(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

SKハイニックスが忠清北道清州に作っている新規DRAM生産基地M15Xの鳥瞰図。[写真 SKハイニックス]

SKハイニックスが売り上げのうち中国の割合を30%から24%に、サムスン電子が設備資産の中国の割合を8%から5%以下に引き下げたことがわかった。中央日報が両社の過去7四半期の業績を分析した結果だ。第2次トランプ政権で半導体企業の最大の話題である「脱中国」に両社が進度を出したのだ。ただサムスンは「米国売り上げ拡大」、SKは「中国外生産基地確保」という課題を抱えている。

◇米売り上げ急増で中国の割合低下したSKハイニックス、悩みは「先端DRAM」

SKハイニックスの7-9月期売り上げのうち中国の割合は24%で、2023年1-3月期の30%から6ポイント減った。中国で上げた売上額自体は3倍近く増えたが、同じ期間に最新の広帯域メモリー(HBM)などの対米輸出が5倍に急増し中国の割合が減ったのだ。SKハイニックスは四半期売り上げ17兆5730億ウォンのうち6兆ウォン以上をエヌビディア1社から得た。


しかし依然として中国での生産の割合は高い方だ。7-9月期のSKハイニックスの中国内非流動資産は11兆8163億ウォンで、昨年1-3月期の17兆4500億ウォンより大幅に減ったが、依然として会社全体の非流動資産の19%に当たる。SKハイニックスは最近米インディアナ州に先端パッケージング生産法人を設立するなど、この期間に米国内資産を4823億ウォンから5560億ウォンに増やしたが割合は少ない。

SKハイニックスは中国無錫工場でDRAMの40%ほどを生産するが、米国の対中規制のためここにはオランダASMLの極端紫外線(EUV)露光装備のような先端装備を入れることはできない。SKハイニックスはEUV作業が必要な先端DRAMは中国から韓国に持ち込んでEUV作業を行う形でこれに対応している。

問題はDRAMの中でも10ナノ以下のプロセスの割合が大きくなっていることだ。SKハイニックスは最近「ASMLの最新装備であるハイNAEUVを10ナノ未満のDRAM開発に使う」という計画を明らかにしたが、やはり中国への搬入が不可能な装備だ。半導体業界関係者は「先端DRAMになるほどEUV使用段階が増えるが、EUVが使えない中国工場に対するSKハイニックスの悩みは深いだろう」と話す。同社は忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)に5兆3000億ウォンを投じて新規DRAM生産基地を作っているが、竣工は来年11月の予定だ。

◇中国資産の割合5%以下のサムスン、課題は「米国売り上げ」

サムスン電子は非流動資産の中国の割合を全資産の5%以下に下げた。サムスンは家電とスマートフォン生産はすでにベトナムやインドなどへの移転を終え、上海半導体生産法人と西安販売法人の資産は装備・施設の老朽化により価値が自然減少している。その結果、同社の中国内非流動資産はこの7四半期で15兆2244億ウォンから10兆1545億ウォンに33%ほど減り、その割合も7.8%から4.8%に下がった。


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