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北朝鮮、無人機事件「韓国軍の仕業」とまた主張…「白翎島離陸の証拠ある」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗

北朝鮮が28日、「韓国無人機の平壌(ピョンヤン)浸透」事件に対する最終調査の結果を発表しながら「無人機は白翎島(ペクリョンド)から離陸した」とし「韓国軍の仕業」と繰り返し主張した。

労働党機関紙の労働新聞はこの日、「大韓民国発の無人機による厳重な主権侵害挑発事件に対する国防省報道官の最終調査結果発表」で、このように明らかにした。

これに先立ち北朝鮮は外務省の11日の発表で、今月3日、9日、10日に平壌に韓国無人機が浸透してビラを散布したと主張した。19日にも「平壌に浸透した無人機の残骸を分析した結果、韓国国軍の日記念行事で車両に搭載された無人機と同じ機種」とし、これに基づいて調査を進めると明らかにしたが、調査で確認したという浸透無人機の離陸地点・侵入経路・侵入目的などをこの日に公開したのだ。


まず北朝鮮は「墜落した無人機に2023年6月5日から24年10月8日の間に記録された238件の飛行計画と飛行履歴が存在した」と明らかにした。続いて「10月8日の資料を除いた残りの資料はすべて韓国の領域内で飛行した資料」と主張した。

また「飛行操縦プログラムを分析した結果、飛行計画を作成する際、政治扇動汚物(対北朝鮮ビラ)散布計画も作成することになっていた」とし「散布計画に基づいて予定された位置に到達した後、飛行操縦モジュールが散布の信号を与えてビラ散布が行われたと分析した」と伝えた。無人機の飛行資料番号を分析した結果こうした履歴を確認できたというのが北朝鮮側の主張だ。

また無人機の飛行経路について「8日23時25分30秒に白翎島を離陸して黄海南道長淵郡(チャンヨングン)と椒島(チョド)周辺の海上を通過し、南鳥鴨島(ナムジョアプド)周辺の海上まで飛行してから方向を変え、南浦市(ナムポシ)千里馬区域の上空を通って平壌上空に侵入した」と説明した。この無人機が去日1時32分8秒に平壌の外務省庁舎と地下鉄道勝利駅の間の上空で、1時35分11秒に国防省庁舎の上空で政治扇動汚物を散布したと北朝鮮は主張した。

北朝鮮は「今回の調査結果は国防省と国家保衛省をはじめとする専門機関が網羅された連合調査グループが墜落した無人機の残骸から飛行操縦モジュールを完全に分解して飛行計画と飛行履歴資料を分析した結果」と強調した。

国防省の報道官は「確定した客観的かつ科学的な証拠資料は、回収された無人機の侵入目的が反共和国政治扇動汚物散布であり、敵対的主権侵害挑発行為の主体、その施行者が明確に傀儡韓国軍部の輩であることを暴露している」と主張した。

そして「忍耐の限界を越えた大韓民国軍の輩の危険極まりないと無分別な政治・軍事的挑発行為に対する最後の警告はすでに下された」とし「わが共和国に対する主権侵害行為が再発する場合、すべての禍難の根源地、挑発の原点は我々の過酷な攻勢的行動により永遠に消えることになる」と脅迫した。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)労働党中央委員会副部長もこの日の談話で「仮定された状況」とし「ソウル市上空に正体不明の無人機が出現し、尹傀儡(尹錫悦大統領)を非難するビラが散布されるとしても、わが軍部や個別団体またはいかなる個人が無人機を飛ばした事実はなく、確認ができず、言い返す価値もない」と主張した。続いて「私はこうした状況で汚いソウルの野良犬の群れがどのように泡を吹きながら吠えるのかを一度見てみたい」とした。



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