蔡英文前台湾総統が「民主はわれわれ台湾人が妥協できない部分」としながら中国の台湾包囲演習を非難した。台湾紙聯合報が15日に伝えたところによると、蔡前総統は前日にチェコのプラハで開かれた第28回フォーラム2000に参加し、「台湾は(権威主義の)威嚇の最前線に立っている」としてこのように話した。
蔡前総統は「民主の決心と根性」という題名の英語での演説で「権威主義が民主制度よりさらに適応力を備えた。(権威主義国の)指導者は権威主義統治方式を世界各地に輸出することを希望している」と指摘した。続けて「グレーゾーンの行動、軍事威嚇と侵略、認知戦と情報戦などを通じて権威主義政権はますます侵略的なやり方で民衆の民主体制に対する信頼を侵食し民主社会を二極化させている」と強調した。
蔡前総統は特に、中国の全方向からの圧迫に対し「台湾は半世紀以上にわたりあらゆる方法で台湾を飲み込もうとする中国共産政権の相次ぐ威嚇に直面してきた。台湾が国際社会の不可欠な一部になってこうした威嚇はさらに増加した」と懸念を示した。その上で「団結と共同の努力、民主価値に対する信念を堅持するならば勝利を収めることができる」として民主主義陣営の団結を訴えた。
ロイター通信によると、この日のフォーラム開会式で蔡前総統はチェコのパベル大統領と握手を交わして歓談したが別途の会談は行わなかった。チェコは中国の修交国で台湾と外交関係を結んでいない。それでもパベル大統領は就任前の昨年1月に当時の蔡総統と電話で会談し中国から強い批判を受けている。
フォーラム2000は反体制作家だったハベル元チェコ大統領が1997年に始めた民主主義・人権・市民社会を議論する年次国際カンファレンスだ。
5月に退任した蔡前総統は12日から8日間の日程でチェコ、フランス、ベルギーなど初の海外歴訪に出た。一方、英日刊ガーディアンは「蔡前総統の英国議会訪問予定(12日)がラミー英外相訪中の関係で延期された」と伝えた。
蔡前総統は「民主の決心と根性」という題名の英語での演説で「権威主義が民主制度よりさらに適応力を備えた。(権威主義国の)指導者は権威主義統治方式を世界各地に輸出することを希望している」と指摘した。続けて「グレーゾーンの行動、軍事威嚇と侵略、認知戦と情報戦などを通じて権威主義政権はますます侵略的なやり方で民衆の民主体制に対する信頼を侵食し民主社会を二極化させている」と強調した。
蔡前総統は特に、中国の全方向からの圧迫に対し「台湾は半世紀以上にわたりあらゆる方法で台湾を飲み込もうとする中国共産政権の相次ぐ威嚇に直面してきた。台湾が国際社会の不可欠な一部になってこうした威嚇はさらに増加した」と懸念を示した。その上で「団結と共同の努力、民主価値に対する信念を堅持するならば勝利を収めることができる」として民主主義陣営の団結を訴えた。
ロイター通信によると、この日のフォーラム開会式で蔡前総統はチェコのパベル大統領と握手を交わして歓談したが別途の会談は行わなかった。チェコは中国の修交国で台湾と外交関係を結んでいない。それでもパベル大統領は就任前の昨年1月に当時の蔡総統と電話で会談し中国から強い批判を受けている。
フォーラム2000は反体制作家だったハベル元チェコ大統領が1997年に始めた民主主義・人権・市民社会を議論する年次国際カンファレンスだ。
5月に退任した蔡前総統は12日から8日間の日程でチェコ、フランス、ベルギーなど初の海外歴訪に出た。一方、英日刊ガーディアンは「蔡前総統の英国議会訪問予定(12日)がラミー英外相訪中の関係で延期された」と伝えた。
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