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「ハリス氏、中東戦争長引けば打撃」「トランプ氏、選挙訴訟が変数」 [米大統領選D-30」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ハリス氏(左)、トランプ氏(右)

「カマラ・ハリス候補が選挙人団280人を確保して過半(270人)当選するだろう」。

「ドナルド・トランプ候補の現支持率は2016年、2020年の大統領選挙当時より高い。1カ月後に完勝しても驚くことではない」。

デビッド・カスタグネティ米民主党全国委員会(DNC)規則委員会(委員長ティム・ワルツ・ミネソタ州知事)委員と、トランプ政権でホワイトハウス特別補佐官を務めたニコル・フレーザー共和党大統領選挙陣営顧問は、それぞれ自らが支援している候補の大統領選勝利を確信し、このように話した。11月5日の米大統領選挙を1カ月後に控え、状況点検と選挙の見通しについて聞き、ハリス・トランプ両陣営の必勝戦略を把握するため、中央日報は両陣営に参加している2人の人物に1日(現地時間)、インタビューを行った。


カスタグネティ委員は、全体538人の選挙人団のうち、ハリス副大統領がすでに確保が有力視される選挙人団230人のほか、ペンシルベニア(19人)・ミシガン(15人)・ウィスコンシン(10人)など北東部ラストベルト3カ所と南西部ネバダ(6人)の勝利で280人の選挙人団を獲得して大統領選挙の勝者になると予想した。一方、フレーザー氏は「ハリス氏が全国支持率でわずかにリードすると予想されるが、隠れたトランプ票が2、3%ポイントあるという事実を知らなければならない。選挙人団獲得競争で結局はトランプ氏が笑うだろう」と話した。

◆残り1カ月の最大変数は「投票率」

大統領選挙までの残り1カ月間の最大変数は、最近一部の州で始まった事前投票を含む投票率になるということに2人の意見は一致した。現在、ハリス・トランプ両陣営ともに各自の支持層を最大限に投票場に向かわせようと総力を傾けているという。当落を分ける最大の勝負どころはペンシルベニア州になるという意見も同じだった。カスタグネティ委員は「ペンシルベニアで勝つ候補が次期米国大統領になるだろう」とし、フレーザー氏も「勝負どころを一つだけ選ぶのならペンシルベニア」と話した。インタビューは1日に米コンサルティング会社オルブライトストーンブリッジグループ(ASG)のワシントン事務室で行い、追加で電話インタビューも併行した。

--現時点での全体的な状況は。

カスタグナティ氏=ハリス氏は非常に良い位置にいる。民主党の支持基盤を固め、みんなが「ホーム」に帰ってきた。ラストベルトで着実に善戦していて、一部のサンベルト州でもトランプ氏との差を狭めている。

フレーザー氏=トランプ氏は共和党員の間で約91%の高い支持率を受けていて、非常に忠誠度が高い支持層がある。ペンシルベニアがキーステート(核心の激戦州)だが、ここには「シャイトランプ」が特に多いという点で期待される。

--有権者の投票決定の最も重要な要因は経済ということに同意するか。

フレーザー氏=もちろんだ。トランプ氏は2016年の選挙で白人男性労働者から得た支持と似たレベルの支持を受けている。記録的なインフレで生活に苦しむ労働者層、改善しない景気に失望した若い男性層の怒りの投票心理を体感するほどだ。

カスタグナティ氏=米国経済はフレーザー氏の言葉とは違って回復している。ガソリンは1ガロンあたり3ドル(約438円)に落ち、卵の価格も1パック4.99ドルから3.99ドルに回復した。トランプ氏は有権者の生活苦を選挙に生かそうとするだろうが、ハリス氏は物価が落ちたというプラスの指標で防御するだろう。


「ハリス氏、中東戦争長引けば打撃」「トランプ氏、選挙訴訟が変数」 [米大統領選D-30」(2)

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