大学生連合サークル麻薬事件関連の証拠写真 [写真 ソウル南部地検]
検察はソウル南部地裁で25日に開かれた裁判で、麻薬類の管理に関する法律違反の疑いで在宅起訴されたチョン被告(22)に懲役1年、追徴金56万ウォン(約6万円)を求刑した。
検察は「被告は処罰の前歴がなく、学校生活を熱心にした周囲の学生たちによく見られる大学生」とし「麻薬に接したことを反省している」と明らかにした。追徴金56万ウォンについては、チョン被告が投与したヒロポンとLSDの価格に相当する金額と説明した。
チョン被告は昨年2月、サークルの会員およそ50人が集まった中、同サークルのヨム会長(31)の誘いを受けて麻薬を投与した疑いで起訴された。チョン被告はこの日、「申し訳ない。二度としない」として善処を訴えた。
南部地裁はこの日午後、チョン被告に麻薬投与を勧めたヨム被告に対する初公判も開いた。この事件の主導者とみられるヨム被告の法律代理人は誣告容疑だけを否認し、麻薬投与など他の公訴事実に対しては証拠関係を検討した後、次回の期日に立場を明らかにすると伝えた。半面、ヨム被告とともに起訴されたサークル関係者のイ被告(25)とホン被告(26)は公訴事実をすべて認めた。
首都圏13大学の数百人の学生で構成されたサークルの運営スタッフとして活動したヨム被告らは2022年12月から1年間、麻薬を投与または流通させた疑いを受ける。検察はヨム被告らが昨年、暗号資産で取引した麻薬売買代金が少なくとも1200万ウォンにのぼると推定している。問題のサークルの会員にはソウル大・延世大・高麗大など名門大の在学生や医学部・薬学部再入学準備生なども多数含まれていた。
この記事を読んで…