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4680バッテリー量産準備…LGエナジーソリューションとパナソニック、テスラだけ見つめる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

崔相穆副首相兼企画財政部長官が2月21日に先端産業クラスター現場訪問の一環で忠清北道清州のLGエナジーソリューション梧倉エネルギープラントを訪問し、生産ラインを視察して関係者から説明を聞いている。[写真 韓国企画財政部]

日本のパナソニックが次世代バッテリーに挙げられる4680バッテリーの量産準備を終えたとロイター通信やブルームバーグなど外信が9日に報道した。それによると、パナソニックはテスラなど一部自動車メーカーに4680バッテリーのサンプルを送り、顧客が承認すれば生産に入る計画だという。4680バッテリーは和歌山県西部にあるパナソニックの工場で生産される予定だ。

4680バッテリーは直径46ミリメートル、長さ80ミリメートルの円筒形バッテリーで、テスラが2020年9月のバッテリーデーで初めて商用化を発表した。既存の主力製品である2170バッテリーよりエネルギー容量、出力、走行距離が向上したが、生産単価はさらに低くでき次世代バッテリーと呼ばれる。最近議論を呼んでいる電気自動車の火災リスクもより低い。現在テスラのサイバートラックにテスラが独自生産した4680バッテリーが搭載されている。

◇テスラに4680供給するLGエナジーソリューションとパナソニック


4680バッテリー生産技術は韓国のLGエナジーソリューションと日本のパナソニックが最もリードしている。両社はテスラが2170など既存の円筒形バッテリーを使っている時から納品してきたが、テスラが4680バッテリーの商用化を発表してから本格開発を始めた。他のバッテリー会社関係者は10日、「テスラが4680バッテリーを発表した後に納品の連続性を考慮して両社に4680バッテリー開発も要請したと理解している。テスラは正式に発表していないが両社が事実上テスラの4680バッテリーのベンダー」と説明した。

LGエナジーソリューションとパナソニックがテスラに4680バッテリーの納品競争をしている状況だ。業界関係者によると、LGエナジーソリューションもすでに4680バッテリーの量産準備を終えた状態という。LGエナジーソリューションは7月の4-6月期業績発表カンファレンスコールで「現在梧倉(オチャン)工場の4680新規ラインは準備完了段階にある。9月末以降から量産を始める予定」と明らかにした。LGエナジーソリューションもパナソニックと同じくテスラにサンプルを送っており、テスラの要請があれば生産できる状態だ。

それでも両社が4680バッテリーをまだ量産していないのは技術力の問題ではなく需要の問題だと業界関係者は説明した。テスラもやはり電気自動車の一時的需要停滞を体験しているだけに、多量の4680バッテリーは当面必要ではない。買い手がいない状況のため4680バッテリーの量産も延期されているのだ。両社が発表した量産時期もテスラが生産を要請すると予想される時期だ。現在テスラのサイバートラックに搭載される4680バッテリーはテスラの独自生産製品だ。

◇「両社ともゴーサインを待機中」

新韓投資証券のチョン・ヨンジン首席研究員は「LGエナジーソリューションとパナソニックの発表や報道トーンを見ると、パナソニックがより自信を持っているようだが、結論的に両社の4680バッテリーは似た水準だ。両社ともテスラのゴーサインだけ待っている状態」と話した。続けて「両社とも『出荷』という表現は使えずにいるが、テスラがいつ生産を要請するのかわからないため」と評価した。

LGエナジーソリューションが4680バッテリーを量産し始めれば収益性は上昇すると業界はみている。パウチ型や角形バッテリーは自動車メーカーが望む形で作らなければならないオーダーメード型商品だ。これに対し円筒形は規格化されているため生産性が高い。興国証券のチョン・ジンス研究員は10日の報告書で「世界でテスラのサイバートラックの引き渡しが本格化し、2025年初めに『モデルYジュニパー』の発売を控えておりバッテリー需要が増えるだろう。収益性の高い円筒形バッテリーを中心に注文量が増加すると予想され、4680バッテリー生産ラインの稼動率が持続的に上昇することで収益性改善の余地も十分だ」と評価した。



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