トランプ前米大統領が在任当時に文在寅(ムン・ジェイン)前大統領と共に韓米関係を発展させたと自評した。トランプ氏は3日(現地時間)に出版される著書『セーブ・アメリカ(Save America)』で、2017年11月7日にメラニア夫人と青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)を訪問し、文大統領夫妻と撮影した記念写真を掲載しながら「韓国がより多くの防衛費分担金を負担するというのが私にとって極めて重要だったが、私は文在寅前大統領と共に韓国と良い関係を発展させた」と主張した。
トランプ氏は著書に2017年の訪韓初日に京畿道平沢(ピョンテク)のキャンプ・ハンフリーズ米軍基地を訪問し、文前大統領と現場を見回る写真も掲載した。当時、米軍基地を訪問して韓米の将兵らと共に昼食をとったトランプ氏は「今回の首脳会議がうまく進行し、米国内に多くの雇用を創出することを希望する。それが韓国を訪れた理由」と述べた。中央日報は出版の前日にこの本を入手し、359ページの主要内容を把握した。
◆在任4年間の記録『セーブ・アメリカ』出版
トランプ氏は在任中に3回会った北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長について「金委員長は(米朝首脳会談で)安全保障と繁栄の新しい時代を開いた指導者として記憶される機会を迎えた」とし「米国大統領と北朝鮮指導者の前例のない会談は真の変化が実際に可能だということを証明する」と書いた。続いて「金委員長と率直に対話し、直接的で生産的だった」とし「我々は非常に混乱した時期にお互いをよく知ることになった」と述懐した。
トランプ氏は著書に2019年6月の板門店(パンムンジョム)朝米首脳会談で金委員長が軍事境界線を越えてくる写真、2019年2月のベトナム・ハノイ朝米首脳会談で握手する写真などを載せた。トランプ氏はその間、各種の公開的な席で「金正恩とうまく過ごすのはよいことだ」とし、金委員長との関係を誇示してきた。
◆「習近平主席、米中間の互恵原則を理解」
トランプ氏は中国の習近平国家主席について「私は中国と良い関係を持った」とし「習主席は(米中両国間に)一定の互恵性があるべきという点を全面的に理解している」と評価した。続いて「不当な貿易赤字が続くのは危険な場合もある。それが私が2回の貿易交渉を成功裏にした理由であり、次回はより大きな勝利を実現できる」と自信を表した。
トランプ氏は2019年にフランスで開催された主要7カ国(G7)首脳会議の写真と共に当時出席した各国指導者の記憶にも言及した。トランプ氏は安倍晋三首相について「彼は国民から愛されていて、私と最も親しい友人の一人だった」と振り返った。当時のメルケル独首相については「みんなが私と彼女の関係が良くないと考えたが、彼女とはとてもうまく過ごした」と明らかにした。続いて「彼女はエネルギー政策に関連して2回の失敗をし、ドイツに百万人を超える移民者の入国を許容した強力な指導者だった」とし「しかし彼女は良い女性」と評価した。
◆「プーチン大統領は強い男、互いによく知る」
ロシアのプーチン大統領については「プーチン大統領は強い男だが、我々は互いによく知っていて、うまく過ごした」とし「私が大統領だったなら、彼はウクライナに攻め込まなかったはず」と主張した。また2018年7月にフィンランドのヘルシンキでプーチン大統領と首脳会談後に行った共同記者会見の写真を掲載し、「この日は複雑な一日だった」とし「プーチン大統領と良い会談をしたが、フェイクニュースが流れ始めた。すばらしかった会談はもう一つの平和な日常(another ‘Day in Paradise’)に転落してしまった」と書いた。トランプ氏が当時の記者会見で米国情報機関のロシア選挙介入判断を否定し、ロシア寄りの発言をしたことで、自国メディアの批判を受けたことに言及したものと解釈される。
トランプ氏が今回出したアルバム形式の『セーブ・アメリカ』は、第45代大統領として在任した4年間(2017年1月20日-21年1月19日)の国内外活動当時の姿を記録した写真と文章で構成されている。表紙の写真はトランプ氏が7月13日にペンシルベニア州演説中に銃撃を受けながらも立ち上がって右手をあげながら「戦おう(Fight)」と叫ぶ場面であり、2021年ピューリッツァー賞を受賞したベテラン写真記者エバン・ブッチ氏(AP通信)が撮影したカットだ。
トランプ氏「文前大統領と韓米関係発展させた…金正恩の変化は可能」(2)
トランプ氏は著書に2017年の訪韓初日に京畿道平沢(ピョンテク)のキャンプ・ハンフリーズ米軍基地を訪問し、文前大統領と現場を見回る写真も掲載した。当時、米軍基地を訪問して韓米の将兵らと共に昼食をとったトランプ氏は「今回の首脳会議がうまく進行し、米国内に多くの雇用を創出することを希望する。それが韓国を訪れた理由」と述べた。中央日報は出版の前日にこの本を入手し、359ページの主要内容を把握した。
◆在任4年間の記録『セーブ・アメリカ』出版
トランプ氏は在任中に3回会った北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長について「金委員長は(米朝首脳会談で)安全保障と繁栄の新しい時代を開いた指導者として記憶される機会を迎えた」とし「米国大統領と北朝鮮指導者の前例のない会談は真の変化が実際に可能だということを証明する」と書いた。続いて「金委員長と率直に対話し、直接的で生産的だった」とし「我々は非常に混乱した時期にお互いをよく知ることになった」と述懐した。
トランプ氏は著書に2019年6月の板門店(パンムンジョム)朝米首脳会談で金委員長が軍事境界線を越えてくる写真、2019年2月のベトナム・ハノイ朝米首脳会談で握手する写真などを載せた。トランプ氏はその間、各種の公開的な席で「金正恩とうまく過ごすのはよいことだ」とし、金委員長との関係を誇示してきた。
◆「習近平主席、米中間の互恵原則を理解」
トランプ氏は中国の習近平国家主席について「私は中国と良い関係を持った」とし「習主席は(米中両国間に)一定の互恵性があるべきという点を全面的に理解している」と評価した。続いて「不当な貿易赤字が続くのは危険な場合もある。それが私が2回の貿易交渉を成功裏にした理由であり、次回はより大きな勝利を実現できる」と自信を表した。
トランプ氏は2019年にフランスで開催された主要7カ国(G7)首脳会議の写真と共に当時出席した各国指導者の記憶にも言及した。トランプ氏は安倍晋三首相について「彼は国民から愛されていて、私と最も親しい友人の一人だった」と振り返った。当時のメルケル独首相については「みんなが私と彼女の関係が良くないと考えたが、彼女とはとてもうまく過ごした」と明らかにした。続いて「彼女はエネルギー政策に関連して2回の失敗をし、ドイツに百万人を超える移民者の入国を許容した強力な指導者だった」とし「しかし彼女は良い女性」と評価した。
◆「プーチン大統領は強い男、互いによく知る」
ロシアのプーチン大統領については「プーチン大統領は強い男だが、我々は互いによく知っていて、うまく過ごした」とし「私が大統領だったなら、彼はウクライナに攻め込まなかったはず」と主張した。また2018年7月にフィンランドのヘルシンキでプーチン大統領と首脳会談後に行った共同記者会見の写真を掲載し、「この日は複雑な一日だった」とし「プーチン大統領と良い会談をしたが、フェイクニュースが流れ始めた。すばらしかった会談はもう一つの平和な日常(another ‘Day in Paradise’)に転落してしまった」と書いた。トランプ氏が当時の記者会見で米国情報機関のロシア選挙介入判断を否定し、ロシア寄りの発言をしたことで、自国メディアの批判を受けたことに言及したものと解釈される。
トランプ氏が今回出したアルバム形式の『セーブ・アメリカ』は、第45代大統領として在任した4年間(2017年1月20日-21年1月19日)の国内外活動当時の姿を記録した写真と文章で構成されている。表紙の写真はトランプ氏が7月13日にペンシルベニア州演説中に銃撃を受けながらも立ち上がって右手をあげながら「戦おう(Fight)」と叫ぶ場面であり、2021年ピューリッツァー賞を受賞したベテラン写真記者エバン・ブッチ氏(AP通信)が撮影したカットだ。
トランプ氏「文前大統領と韓米関係発展させた…金正恩の変化は可能」(2)
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