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「黒人なのか」というトランプ氏にハリス氏「分裂助長、無礼」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

米国のカマラ・ハリス副大統領 [写真 カマラ・ハリス フェースブック]

米民主党の大統領候補に事実上確定したカマラ・ハリス副大統領が自身のインド系黒人血統に疑問を提起したトランプ前大統領を批判した。

AP通信などによると、31日(現地時間)、ハリス氏は黒人女子大生クラブ「シグマ・ガンマ・ロー」がテキサス州ヒューストンで主催した行事で、トランプ氏の発言について「いつもそうだったように分裂を助長し、無礼な姿」とし「米国国民はより良い指導者を持つ資格がある」と述べた

これに先立ちトランプ氏は全米黒人ジャーナリスト協会(NABJ)招待討論で「(ハリス氏は)いつもインド系血統だと広報していた」とし「数年前にハリス氏が黒人に変わるまでは彼女が黒人ということを知らなかった」と話した。そして「ハリス氏はインド人なのか、黒人なのか」とし「私は共に尊重するが、インド系だったハリス氏が突然黒人になった問題について誰かが問わなければいけない」と語った。


ハリス氏はアフリカジャマイカ系の移民の父とインド系の移民の母の間に生まれた。名門黒人大学のハワード大学に通いながら黒人女子学生連合「アルファ・カッパ・アルファ」で活動した。上院議員時代には黒人議員連合の一員だった。

ハリス副大統領の夫ダグラス・エムホフ弁護士は「今まで見てきたものよりもさらにぞっとする姿」と話した。初の黒人女性ホワイトハウス報道官のカリンジャンピエール氏は「有色人種であり黒人女性として彼(トランプ氏)の発言は嫌悪感を与え、侮辱的」と批判した。

共和党の内部からも批判の声が出てきた。反トランプ派に挙げられるラリー・ホーガン元メリーランド州知事は声明で「ハリス氏の人種的アイデンティティに対する攻撃は容認できず、ぞっとする」と主張した。

バイデン大統領の候補辞退で雰囲気を反転させたハリス氏は勢いを継続する姿だ。この日、全米自動車労働組合(UAW)がハリス氏支持を宣言した。UAWは米国最大の自動車産業労働組合で、組合員の多数が激戦州のミシガンに居住する。LinkedInのリード・ホフマン共同創業者らシリコンバレーのベンチャーキャピタル(VC)投資家およそ100人も支持の意思を明らかにした。

民主党は8月1日から5日までのオンライン投票を経てハリス氏を大統領候補に公式指名する。ハリス氏は7日、ミシガン州の自動車工業都市デトロイトを訪問し、UAWと共に演説する予定だ。



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