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韓国政府「北朝鮮に水害物資支援の用意がある」…12年ぶりに提案

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政府が1日、「北朝鮮側の最近の水害に関連して、大韓赤十字社を通じて人道的支援を行う用意がある」と明らかにした。

大韓赤十字社の朴鍾述(パク・ジョンスル)事務総長は同日、「最近、新義州(シンウィジュ)など平安北道(ピョンアンプクト)と慈江道(チャガンド)をはじめとする北朝鮮地域に降った集中豪雨で、北朝鮮の住民に大きな被害が発生した」とし、「韓国側は人道主義と同胞愛の観点から、北朝鮮の被災者に緊急に必要な物資を迅速に支援する用意がある」と発表した。また「支援品目、規模、支援方式などについては北朝鮮の赤十字会中央委員会と協議する準備ができており、早急な呼応を期待する」と述べた。

統一部当局者は記者団に対し「水害支援は緊急支援で、最も基本的な人道的事案だ」とし、「形式上、南北赤十字の実務接触方式になると思うが、政府と共同協議の下で進めているだけに、政府の直接提案だと見ても問題ない」と述べた。実際に支援が行われる場合、予算は南北協力基金で執行し、支援規模は北朝鮮と協議して決めるというのが政府の立場だ。


北朝鮮の反応について、同当局者は「予断はしない」とし、「韓国側の提案に応じることを期待する」と明らかにした。北朝鮮は現在まで正確な人命・財産被害規模を明らかにしてはいないが、被害規模が相当なものというのが政府内外の推定だ。統一部によると、政府の水害支援は2005年、2006年、2007年、2010年の計4回行われた。救援物資やカップラーメン、コメなど1297億ウォン(約141億円)規模だった。韓国政府は2011年と2012年にも水害支援を提案したが、北朝鮮は拒否した。

統一研究院のホン・ミン上級研究委員は「金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が現場を直接指導し、官僚を叱咤するなど災難リーダーシップを演出中の状況で、韓国の支援を受けるような状況を作ることは容易ではない」と話した。



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