バッテリー実験に使われた電気自動車(EV)。[写真 インターネットキャプチャー]
1日、CNNなどによると、Nyoboltの共同創業者であり最高経営責任者(CEO)のSai Shivareddy氏は先月28日、「英国と米国での広範囲な研究を通じて拡張可能な新しいバッテリー技術を開発した」と発表した。Shivareddy氏は「我々は現在、非現実的か不可能だとみなされている新しい製品とサービスを可能にしている」と技術的成果をアピールした。
現在テスラのスーパーチャージャーのような蓄電速度の性能が高い充電器を使う場合、一部の電気自動車(EV)の充電には約20分程度かかる。平均的にガソリン車両を満タンにするためにかかる時間は約2分だ。
Nyoboltは現在8社のEVメーカーとバッテリー販売について協議している。35kWhバッテリーは一般的な米国EVの85kWhバッテリーに比べてコンパクトだ。しかし今後もっと大きなバッテリーパックにこの技術を適用することができる。
Nyobolt側は開発されたバッテリーについて、充電中に発生する熱を軽減し、寿命を短縮させずに高速充電が可能になるように設計したと説明した。また、過熱による火災や爆発を防止すると強調した。
Shivareddy氏は「テスラおよび他の主要メーカーと協力して充電時間を燃料補給時間と同一にすることを目標にしている」と話した。Nyoboltは自社のバッテリーがテスラの充電器スーパーチャージャーと互換性があると明らかにした。
しかしエンジニア出身のコンサルティング専門家William Kephart氏はNyoboltが開発した類型のEVバッテリーを商用的に製造するためは越えなければなければならない障壁がいくつかあると予想した。
Nyoboltバッテリーの重要な化学要素であるニオブ(Niobium)の世界採掘量が微小で技術的にもまだ成熟していないためだ。Kephart氏は「まだ産業界で拡張可能な技術と見なされてはいない」と述べた。
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