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五輪1カ月前「セーヌ川で大便しよう」 SNSデモにまで乗り出したパリジャン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

パリの資料写真[Pixabay]

パリオリンピック(五輪)開幕を1カ月後に控えているパリ市民が23日(現地時間)、「セーヌ川で大便をしよう」と圧力をかけるキャンペーンを展開した。

当初この日は同市のアンヌ・イダルゴ市長がセーヌ川の清潔度に問題ないことを立証するために川に入って泳ぐことにした日だった。大腸菌などが基準値を超過して競技を行うのは適切ではないという論争を払拭させるためだ。

セーヌ川では今回の五輪期間にトライアスロン競技と水泳の一部種目が開かれる。


市民が#JeChieDansLaSeineLe23Juin(6月23日セーヌ川で大便をしよう)というハッシュタグを付けて反発しているのは、政府と市が五輪のことしか頭にないという不満のせいだ。

匿名のプログラマーが作ったインターネットサイトは「彼らが私たちを便の中に突き落としたのだから、これからは彼らが私たちの流した便を味わわなければならない」と主張している。このサイトには市民がセーヌ川のどのあたりで大便をするのかを入力すると、流速などを勘案してその便が23日正午に中心部に到達するのか教える。

イダルゴ市長はセーヌ川の水位が高まったとしてこの日の水泳を7月に延期した。五輪開幕前までには水泳する約束を守るといった。

市民は川の清掃費用に怒り、すぐに「私は6月23日セーヌ川で大便をする」というハッシュタグを使ってデモに出た。

23日は本来イダルゴ市長がセーヌ川で泳ぐことにしていた日だったが、フランス選挙以降の7月にその日時を延期した。

マクロン大統領も五輪前にセーヌ川で泳ぐと約束したが、正確な日は明らかにしていない。

匿名のプログラマーが作ったウェブサイトには「彼らが私たちを便の中に突き落とした。これからは彼らが私たちの便の中に落ちる番だ」というスローガンが出ている。

このウェブサイトの匿名プログラマーはニュースメディア「Actu Paris」に人々がなぜ怒っているのか説明した。

この人物は「資源が現在私たちが直面している社会的問題を解決するのに使われなかったということ」としながら「私たちは見捨てられた気持ちだ。彼らの優先順位がどこにあったのか知ることができる」と市と川の水質浄化のことしか気にせず、市民の生活を無視していると指摘した。

セーヌ川の水質改善には14億ユーロ(約2390億円)以上が投入された。パリ市が今月1日~9日にセーヌ川水質を分析した結果、大腸菌が欧州の水泳指針と国際競技連盟3団体の基準(100ミリリットル当たり1000個)を超過した。

パリ市民の間では五輪開催に対する反感が少なくない。一部市民はSNSやユーチューブ(YouTube)等を通して「五輪に来るな」というボイコット運動まで展開している。世界からやってくる観光客や行事関係者たちによって物価と宿舎の問題が深まって膨らんだ不満のためだ。

あるユーチューバーは動画で、パリ市当局が大学生寮を五輪関係者に提供しようとする計画に不満を吐露した。また、五輪期間パリ地下鉄の料金がほぼ倍になるほか各種物価が上昇している動きを見せていることに対する反感も強くなっている。



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