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プーチン大統領、近く訪朝か…ロシア、裏で北朝鮮と不法取引しながら韓国に「ラブコール」送る理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

1月、ソウル西小門路のロシア大使館で中央日報のインタビューに応じたゲオルギー・ジノビエフ駐韓ロシア大使 ウ・サンジョ記者

ロシアのプーチン大統領が5日(現地時間)、サンクトペテルブルクで世界主要ニュース通信社の代表らに対し「我々は韓国政府と接触する際、いかなるロシア嫌悪的(Russophobic)態度も見ていない」とし「紛争地域に対して韓国はいかなる武器も供給していない」と述べた。そして「我々はて深く感謝している」と語った。

プーチン大統領が自らウクライナ支援問題に関連して韓国に肯定的な評価を出したのは初めてであり、注目を集めた。またプーチン大統領が韓国をはじめとする非友好国のメディアのインタビューに応じたのも異例だった。

これに先立ちプーチン大統領は昨年12月、李度勲(イ・ドフン)駐ロシア大使の信任状捧呈式で「ロ韓の協力が両国国民に利益となるパートナーシップ軌道に復帰するかは韓国にかかっている」と述べたが、これよりも進展したメッセージを出したのだ。


これはロシアが今年初めまで韓国に向けて強硬なメッセージを出したのとは異なる気流だ。ロシア外務省のザハロワ報道官は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の北朝鮮関連発言に対して「露骨な偏向」(2月)と主張し、韓国が主催した民主主義サミットには「不名誉な行事」(3月)と表現した。しかしこうしたロシア側の暴言に近い誹謗は最近減少している。

これに関連し、プーチン大統領の北朝鮮訪問が現実化すれば域内の安全保障構図自体が朝鮮半島安保にマイナスの方向に変わるという韓国の懸念に対し、ロシアが事前対応に動き出したという見方が出ている。

韓国も先月7日、プーチン大統領の就任式に李大使が出席するなど、可能なラインで関係管理の意志を見せた。政府筋は「ロシアはウクライナ戦争が終わった後にも韓国と協力する考えで関係を管理している」とし「韓ロ協力の橋を燃やしてしまってはいけない」と話した。

最近韓国政府が韓中関係の改善に積極的であるのもロシアを念頭に置いているためという分析も出ている。韓ロ関係は韓中関係と緊密な関係があり、韓中関係が良ければ韓国がロシアに持つ交渉力がそれだけ強まるというのが政府内部の判断だ。

しかし朝ロの密着が過度な場合、韓国も対ロシア基調に戦略的な判断をするしかないという指摘が出ている。これに先立ち韓国を狙った北朝鮮の軍事偵察衛星など各種武器開発の背後にロシアが隠れている状況が相次いで提起された。

プーチン大統領が今月中に訪朝する可能性が提起されると、韓米が同じ言葉で「国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議を遵守すべき」と強調したのも、このような脈絡からだ。韓国外交部は10日、「ロ朝間の交流・協力は、関連安保理決議を遵守する中、韓半島(朝鮮半島)の平和と安定に寄与する方向でなければいけない」と強調した。また米国務省も同日、「北朝鮮に対する国連安保理決議は依然として有効であり、ロシアを含むすべての国に遵守する義務がある」と明らかにした。



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