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サムスン電子、業界最高速度のモバイル用DRAM公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サムスン電子が業界最高動作速度の10.7Gbpsを実現した低電力ダブルデータレート(LPDDR)5XDRAMの開発に成功したと明らかにした。[写真 サムスン電子]

サムスン電子が業界最高速度のモバイル用低電力DRAMのLPDDR5Xの開発に成功し、メモリー半導体市場の主導権防衛に出た。人工知能(AI)半導体の核心部品であるHBM(高帯域幅メモリー)市場でSKハイニックスにトップを明け渡したサムスンは最近業界で初めてDRAMチップを12層まで積んだHBM3E・290層V-NANDフラッシュに続きDRAMでも相次いで世界最高水準のチップを公開している。

サムスン電子は17日、10.7Gbpsの速度を実現したLPDDR5X DRAMの開発に成功したと明らかにした。LPDDRはスマートフォンなどに搭載されるモバイル用低電力DRAMで、サムスンが今回開発したLPDDR5Xは1秒でフルHD級映画(4ギガバイト)20本を転送できる水準だ。以前の世代の製品と比べ性能は25%、容量は30%以上向上し、消費電力は25%ほど少ない。製品検証後下半期から量産される。

LPDDRはAI市場で需要が急増している。今年初めに発売された「ギャラクシーS24」シリーズのように機器自体でAIを駆動する「オンデバイスAI」市場が急速に拡大しており、低電力・高性能のLPDDRの役割が重要になった。ネットワークに接続せずAIが機器端末で情報処理をするにはLPDDRのような低電力・高性能・高容量モバイルDRAMが必須だ。


半導体業界ではサムスンが最近LPDDR開発に集中する背景にAI加速器市場を挙げる。AI加速器とはAI学習・推論に必須の半導体パッケージを意味する。エヌビディアは自社のグラフィック処理装置(GPU)にSKハイニックスのHBMを結合したAI加速器で世界のAIチップ市場の90%以上を掌握した。



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