韓国の文在寅（ムン・ジェイン）前大統領はセウォル号惨事から１０年を迎えた１６日、「１０年という歳月が流れてもその日の衝撃と悲しみは去らない」として追悼文を載せた。

文氏はこの日午前、フェイスブックで「私たちはセウォル号を記憶して利潤より人が先の世の中、安全な大韓民国を（作っていこうと）誓った」と綴った。

続いて「だが、依然として惨事は繰り返され、政府は犠牲者を懐に迎えることができない」とし「セウォル号１０周忌を迎えてその日の誓いと約束がより一層堅固な教訓として位置づくことを祈る。まだ履行されないでいる『社会的惨事特調委（特別調査委員会）』の勧告事項が早く履行されるように願う」とした。


文氏は「星になった子どもたちを心の奥深くに埋めた遺族に誠意を尽くしてお見舞いの言葉を伝える」とし「私たちはいつも痛みに共感して希望を分けるだろう。痛く悲しいだけの記憶を越えて手を取り合ってさらに安全な世の中に向かって共に進むだろう」と付け加えた。