米プロ野球メジャーリーグ（ＭＬＢ）サンフランシスコ・ジャイアンツの李政厚（イ・ジョンフ）が６日（現地時間）、サンディエゴ・パドレスとのホーム試合で犯した失策性のプレーに対し、現地メディアは「このミスでチームが敗れた」と評価した。李政厚も「何とかして捕球しなければいけない。自分のミスだった」と認めた。

６日、１回表の守備で中堅手の李政厚はパドレスの１番打者ザンダー・ボガーツの打球を日光のため見失って安打を許した。ジャイアンツは二死後に決勝満塁ホームランを許し、チームは０－４で敗れた。

米メディアのサンフランシスコ・クロニクルは「李政厚がオラクルパークの日光の下でボールを見失い、パドレスはこれを生かした」と指摘した。また「２５歳の李政厚は韓国での７シーズンでスター選手になった後、６年・１億１３００万ドル（約１６４億円）でジャイアンツと大型契約を結んだ」と紹介した。メディアは「シーズン序盤、彼のジャンプ、守備範囲、肩は印象的だったが、ＭＬＢのいくつかの球場、特にサンフランシスコの球場に適応するのに時間が必要とみられる」と報じた。


マーキュリーニュースも「李政厚のミスとプロファーの満塁本塁打でジャイアンツが敗れた」と評価した。続いて「オラクルパークの屋根の間から日が差し、右翼方向に強風が吹いた」とし「こうした条件がジャイアンツの敗戦に決定的な影響を及ぼしたのかもしれない」と伝えた。

李政厚は７日のパドレス戦を控えて取材陣の前で前日のミスを認め、先発投手キートン・ウィンに謝ったと伝えた。

李政厚は「（相手打者が）打った瞬間から見えなかった。ボールが落ち始める時に見えた」とし「（ボールが日差しで見えなくなるという）話は聞いていたが、実際には思っていた以上に深刻だった。昨日のような時間のホーム試合は初めてなので良い経験をしたと考える」と語った。

続いて「ホーム側は陰になり、私がいるところは日が差していて、サングラスをかけても効果がなかった」とし「別の方法を考えなければいけないようだ」と話した。

そして「自分のミスだった。何とかして捕球しなければいけないと考える」とし「同じ環境でプレーしていて、自分だけが見えない状況で試合をするわけではないため、このようなミスは二度としてはいけないと考える」と強調した。

李政厚は「ウィンに謝ったところ、ウィンは『かまわない』と話した」とし「韓国でもミスをすれば投手に謝る。それでウィンに謝った」と伝えた。

続いて「『１試合だから大丈夫』と考えるかもしれないが、１試合が後にどう響くか分からず、投手の立場ではすべて自責点となる」とし「チームの立場でもそれが決定的な点数になって敗れれば自分のせいになる」と述べた。

ただ、「今後まだ多くの試合が残っているのでチームに良い影響を与えられるよう準備が徹底していく」と強調した。

前日まで３試合連続無安打に終わり打率が２割まで下がった李政厚は「今まで通りしているが（ボールが）のグラウンドに向かうので打ち方を変えるべきかという考えになる」とし「まだシーズン序盤であり、ボールがゴロにならなければいいので、多くの打席に入りながら良くなるきっかけができればいい」と話した。

また「いつも序盤は良くない。今年は序盤から調子を上げていこうと技術の練習もかなりしたが、またこのように始まることになった」とし「より良くなる日を考えながらこれまで通りやっていく」と語った。