麻薬類の128億ウォン(約14億3000万円)分を住居地の冷蔵庫などに保管し、韓国国内に流通しようとした朝鮮族が拘束状態で検察に引き渡された。
ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊(タク・ギジュ隊長)は4日、昨年4月~11月に首都圏一帯でヒロポンを流通させ、買収および投与した朝鮮族など20人を麻薬類管理法違反の疑いで逮捕し、12人を拘束したと発表した。具体的には中間流通係4人、販売係6人、買収・投与者10人が捕まった。警察は逮捕の過程で時価127億ウォン相当のヒロポン3.82キログラム(12万7000人同時投与分)と時価1億ウォン相当のヤーバー2089錠を押収した。
警察に逮捕された20人のうち14人が朝鮮族だった。彼らは中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを積極的に活用し、薬物を流通させた。中間流通係は、SNSで総責任者と連絡を取り合い、周期的に対話の内容を削除し、証拠を隠滅した。買収・投与者もSNSを活用して薬物販売代金を送金し、投げ手法(SNSなどで薬物の販売広告を出して仮想通貨などで代金を受け取った後、特定場所に隠された薬物を取りに来るようにする手法)で捜査機関の追跡を回避しようとした。
今回の事件では、中間流通係同士も顔を知らないまま薬物を流通させた。警察関係者は「従来は中間流通の過程で麻薬類を大量に取引する時、信頼できる知人などに直接伝える方式が好まれた」として「最近は、捜査機関の追跡を避けるために流通係の裏切りを甘受しながら非対面方式の投げ手法が流行していると推定される」と話した。
犯人たちが薬物を隠した場所は多様だった。ある中間流通係は住居地の冷蔵庫にヒロポン3.67キログラムとヤーバー2089錠を保管していた。もう一つの中間流通係は、永登浦区(ヨンドゥンポグ)所在の建物3カ所にヒロポン100グラムを隠した。また、建物の横に駐車された自動車の車輪、1階の出入り口の牛乳箱、3階階段にあった運動靴の内側などにヒロポンを隠したことが分かった。警察が確保した防犯カメラには、ある販売員が薬物が隠されている自動車の周りを見回す姿が映っていた。
警察は、先に逮捕した販売担当者の供述と防犯カメラの追跡をもとに、中間流通係を逮捕することができた。中間流通係の総責任者は追跡を続けている。総責任者は中間流通係の一部が逮捕された状況でも、他の中間流通係に薬物の流通を指示したという。中間流通係は薬物の正体と具体的な指示の内容に関しては供述していないことが分かった。
警察関係者は「SNSなどを利用すれば跡を残さず捜査機関に逮捕されないと思って麻薬類犯罪に加担する場合が多い」として「専門捜査人材が麻薬事犯を常時取り締まっているだけに、必ず警察の捜査網に捕まるしかない」と話した。
ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊(タク・ギジュ隊長)は4日、昨年4月~11月に首都圏一帯でヒロポンを流通させ、買収および投与した朝鮮族など20人を麻薬類管理法違反の疑いで逮捕し、12人を拘束したと発表した。具体的には中間流通係4人、販売係6人、買収・投与者10人が捕まった。警察は逮捕の過程で時価127億ウォン相当のヒロポン3.82キログラム(12万7000人同時投与分)と時価1億ウォン相当のヤーバー2089錠を押収した。
警察に逮捕された20人のうち14人が朝鮮族だった。彼らは中国のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを積極的に活用し、薬物を流通させた。中間流通係は、SNSで総責任者と連絡を取り合い、周期的に対話の内容を削除し、証拠を隠滅した。買収・投与者もSNSを活用して薬物販売代金を送金し、投げ手法(SNSなどで薬物の販売広告を出して仮想通貨などで代金を受け取った後、特定場所に隠された薬物を取りに来るようにする手法)で捜査機関の追跡を回避しようとした。
今回の事件では、中間流通係同士も顔を知らないまま薬物を流通させた。警察関係者は「従来は中間流通の過程で麻薬類を大量に取引する時、信頼できる知人などに直接伝える方式が好まれた」として「最近は、捜査機関の追跡を避けるために流通係の裏切りを甘受しながら非対面方式の投げ手法が流行していると推定される」と話した。
犯人たちが薬物を隠した場所は多様だった。ある中間流通係は住居地の冷蔵庫にヒロポン3.67キログラムとヤーバー2089錠を保管していた。もう一つの中間流通係は、永登浦区(ヨンドゥンポグ)所在の建物3カ所にヒロポン100グラムを隠した。また、建物の横に駐車された自動車の車輪、1階の出入り口の牛乳箱、3階階段にあった運動靴の内側などにヒロポンを隠したことが分かった。警察が確保した防犯カメラには、ある販売員が薬物が隠されている自動車の周りを見回す姿が映っていた。
警察は、先に逮捕した販売担当者の供述と防犯カメラの追跡をもとに、中間流通係を逮捕することができた。中間流通係の総責任者は追跡を続けている。総責任者は中間流通係の一部が逮捕された状況でも、他の中間流通係に薬物の流通を指示したという。中間流通係は薬物の正体と具体的な指示の内容に関しては供述していないことが分かった。
警察関係者は「SNSなどを利用すれば跡を残さず捜査機関に逮捕されないと思って麻薬類犯罪に加担する場合が多い」として「専門捜査人材が麻薬事犯を常時取り締まっているだけに、必ず警察の捜査網に捕まるしかない」と話した。
この記事を読んで…