今回、制裁の対象になった船舶「ＬＡＤＹＲ」と「ＡＮＧＡＲＡ」について、韓国政府は「多量のコンテナを積んでロシアと北朝鮮を行き来し、軍需物資を運送した」と明らかにした。先月２０日に公開された北朝鮮制裁委の報告書には、ＡＮＧＡＲＡとＬＡＤＹＲなど４隻のロシア船舶が、昨年８月から１２月の間に北朝鮮の羅津（ナジン）港でコンテナを積み、ロシア・ウラジオストクのドゥナイ港を出入りする情況が衛星写真に写っていた。米国はすでに２隻の船舶を独自制裁の対象に含ませた。


また韓国政府はＩＴ人材など北朝鮮の海外労働者送出に関与したロシア機関２カ所と各機関の代表である個人２人も制裁した。インテレクトＬＬＣ（Ｉｎｔｅｌｌｅｋｔ　ＬＬＣ）と代表のセルゲイ・ミハイロヴィチ・コズロフ氏は「北朝鮮のＩＴ人材のロシア内活動のために必要な身元書類を提供し、北朝鮮国防科学院の外貨稼ぎ活動を助力した」と政府は説明した。ソジェイストビエ（Ｓｏｄｅｉｓｔｖｉｅ）と代表アレクサンドル・フョードロヴィチ・パンフィロフ氏は「便法でロシア入国・滞留を支援するなど、北朝鮮労働者のロシア送出に関与した」と話した。