キャサリン皇太子妃が10日(現地時間)に公開した子どもたちとの近況写真。[写真 X(旧ツイッター) キャプチャー]
米国日刊紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は24日(現地時間)の報道で「カミラ王妃が夫と嫁の闘病で王室が危機に陥った状況で『安定をもたらす人物』として浮上している」と分析した。
NYTはまずカミラ王妃に対して「国王の皇太子時期から内縁関係だった彼女は1997年ダイアナ皇太子妃が死亡した後、2005年に国王と再婚した人物で、一時彼女の存在自体が王室の安定を脅かすように見えた」と評価した。
だが、王室が前例のない大きな危機に直面し、ウィリアム皇太子も妻と3人の子どもの面倒を見るために時間を割かなければならないため公開活動に積極的に出るのが難しいことから、カミラ王妃が今までとは異なる役割を務めるほかなくなったとNYTは指摘した。
英国王室専門家のボストン大学のArianne Chernock准教授は「今は王族の人間的な弱さが完全に現れた脆弱な時期」とし「カミラ王妃の背景と(それによって受けた)訓練がこのような状況で彼女に役立つ可能性がある」と説明した。
ただし、王妃の低い支持率は克服しなければならない課題だ。
昨年世論調査企業「YouGov」が英国成人を対象に調査を実施した結果、王妃の支持率は41%だった。これはヘンリー王子(27%)よりは高いが、国王(51%)や皇太子(68%)、皇太子妃(63%)に比べると低い水準だ。
NYTは「カミラ王妃に対する大衆の気持ちは複雑」とし「現在大衆は王妃が好きというよりは彼女を受け入れる程度」と分析した。
一部の専門家はカミラ王妃の役割変化とともに王室がソーシャルメディア(SNS)の活用をもっと拡大する代案を選ぶかもしれないと予想した。
国王と皇太子妃の不在でロイヤルファミリーと大衆の接点が減ることになった状況でSNSを通じて大衆と活発な疎通を継続できるようにしなければならないという助言だ。
英国BBC放送の王室特派員の経歴があるPeter Hunt氏は「王室にウィリアム皇太子とキャサリン皇太子ほど能力や好感度を備えた人物がいないため、以前のように(大衆に)サービスを提供できなくなる」としながら「王室は物事を進める方法を変化させなければならないだろう」と話した。
この記事を読んで…