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ディオール「金与正のバッグは当社製品のようだが、本物か確認は難しい」

ⓒ 中央日報日本語版

金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長が昨年9月にロシアを訪問した際に持っていたブランド品と推定されるバッグを確認するため、国連安全保障理事会(安保理)北朝鮮制裁委員会とクリスチャン・ディオール(以下、ディオール)が書信を交わしたことが把握された。



北朝鮮制裁委の専門家パネル(以下パネル)が20日(現地時間)に発表した年次報告書によると、昨年9月に金与正副部長が金委員長と共にロシアの戦闘機工場を訪問した際に持っていた黒のバッグに関連し、制裁委とディオールは昨年10月と11月に書簡をやり取りした。北朝鮮メディアが配布した写真で、金副部長のバッグはフランスの高級ブランド「ディオール」の製品と推定されるという報道があったのが発端となった。


安保理北朝鮮制裁決議のぜいたく品北朝鮮輸出禁止規定違反に該当するかを確認するため、まず北朝鮮制裁委が昨年10月16日、ディオール側にいくつかの質問を通じて事実関係の確認を要求する書信を送った。

これに対しディオール側は昨年11月16日付で制裁委に送った返信で「当社のハンドバッグモデルであると強く推定されるが、(写真だけでは)本物かどうか確認するのが難しい」と答えた。

ディオール側は「写真上でそのバッグは『Sac Lady Dior Large cuir de veau cannage ultramatte noir』とみられる」とした後、「このモデルは2019年2月に初めて販売された常時販売コレクションの一つで、全世界で販売されていて、欧州と米国で最もよく売れている」と明らかにした。

ディオール製品の北朝鮮供給ネットワークに関する制裁委の質問には、「ディオールはぜいたく品の北朝鮮販売・移転などの禁止規定を遵守する」としながらも「供給ネットワークは分からない」とした。

ディオールは側「北朝鮮の人がこの製品をどのように取得したかは把握できず、制裁規定遵守の努力にもかかわらず再販売形式で移転されるところまで完全に統制することはできない」と明らかにした。



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