LGエナジーソリューションはクアルコムと協力し次世代電気自動車に搭載される先端BMS診断ソリューション開発を推進すると明らかにした。協約締結後にLGエナジーソリューションのチョン・ヒョクソン事業開発総括常務とクアルコムCDMAテクノロジーコリアのパク・チソン副社長が記念撮影をしている。[写真 LGエナジーソリューション]
◇電気自動車の心臓、BMS
電気自動車には通常数百個以上のバッテリーセルが搭載される。BMSとはこれらバッテリーの性能と寿命を最適な状態で管理するのに必要な制御システムだ。電流と電圧、温度などバッテリー関連データを活用して最適な性能を発揮できるよう管理し、過熱にともなう爆発事故を予め防ぐ役割をする。体(電気自動車)の隅々まで血液(電力)を供給する「指揮者」であり心臓といえる。
同じバッテリーを使ってもBMSの技術力によって自動車の走行時間が変わる。電気自動車時代が開かれ、車を通じて各種エンターテインメントとキャンプなどレジャー活動を楽しみBMSの重要性は大きくなっている。世界1位の自動車部品メーカーであるドイツのボッシュなどがBMS市場に参入した背景だ。
◇電気自動車の頭脳と心臓の連結効果は
LGエナジーソリューションは単純なバッテリー生産を超えバッテリーを管理するBMS診断ソリューション開発に乗り出した。同社関係者は「これまで約10万台の電気自動車データを分析し独歩的なバッテリー分析アルゴリズム技術を確保している。安全診断アルゴリズム予測の正確度は業界最高水準である90%に達する」と説明した。
通信用半導体で世界1位のクアルコムもやはりモバイルを超え未来自動車市場を収益源として目を付けた状態だ。車両用チップと自動運転、デジタルコクピットなどをまとめたプラットフォーム「スナップドラゴンデジタルシャーシ」を自動車メーカーに電気自動車の「頭脳」として供給する。
LGエナジーソリューションはクアルコムのプラットフォームの高性能チップを利用して既存のBMSソフトウエアの演算能力を80倍以上引き上げる計画だ。クアルコムが作った車両用頭脳の人工知能(AI)性能をLGエナジーソリューションのバッテリー管理システムに連結し知能型BMSを作るという戦略だ。
BMSの診断正確度とデータ測定正確度が大きく向上すればドライバーの運転習慣を分析して個人に合わせたバッテリー管理が可能になったり、外部のリアルタイムの天気と交通情報を測定してバッテリーのコンディションを調節することも可能になる。最終目的地までの距離と所要時間を計算し充電所の情報や充電所要時間などを提供する機能も実現できる。
LGエナジーソリューションのチョン・ヒョクソン事業開発総括常務は「電気自動車市場の成長により安全なバッテリー管理の重要性が大きくなっている。クアルコムとの協力で圧倒的で差別化された顧客価値を見せられると期待する」と話した。
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