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【コラム】総選挙政局、大韓民国の将来(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
どのように解決するのか。我々全員が二極化の深刻性を直視し、これを解決しなければいけない。政策的に彼らの生活を支援し、政治的に彼らの声をバランスよく反映し、制度的に均衡成長のモメンタムを用意しなければいけない。未来の世代に医師や弁護士にならなくても「人生の落伍者」になるのではないということを、現実社会で実現しなければいけない。他の仕事をしても十分な成就感と尊敬を受けることができ、家を購入して子どもを育て、老後も楽しめる経済的な保障がなければいけない。具体的にこうした政策は税制改編などで既得権を再配分してこそ成果を達成できる。既得権階層にこうした政策は歓迎されにくい。しかし既得権階層は目の前の得失だけを見るのではなく、長期的な視点で果敢にこれを受け入れなければいけない。そうでなければ我々の社会は破綻するかもしれない。

高齢化の不便な真実の一つは、生産の主体である若い世代が政治的主導権を持つのではなく、引退世代の高齢層が有権者の多数を占めて政治的主導権を握るという点だ。それで若い世代の念願は政治的に埋もれてしまい、政治的な声を喪失した階層に政策の恩恵が向かわないない現実が固着化する。

こうした点で二極化の解消は若い世代、疎外された世代の政治的な声をバランスよく確保するところから出発しなければいけない。そうしてこそ政策が一部の階層だけの祭りでなく「すべての人のための繁栄」という正しい座標を回復することができる。そして高齢層だけでなく若い世代も、富裕層だけでなく貧困層の人たちも持続可能な生活を送ることが可能になる。


今回の4月の総選挙はそのような未来のための第一歩になるべきだ。どの政治集団が少しでも多く二極化の解消を強調し、疎外された人たちのための政策を公約に掲げ、実際にその声を出す人を候補として公認して実践的な意志を見せるかを見なければならない。4月の総選挙で時代の精神に応える政治、約束を守る政治家を選択することこそが有権者の権利であり義務だ。

鄭雲燦(チョン・ウンチャン)/同伴成長研究所理事長/元ソウル大総長


【コラム】総選挙政局、大韓民国の将来(1)

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