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「GPU作る会社? そこが変わった」エヌビディアに向けられた衝撃発言(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
――投資家は幾何級数的格差にどのように対応すべきだろうか。

「幾何級数の時代には勝者が全てを占める。記者が投資家ならば1位であるグーグルに投資すれば良い結果を得られる。グーグルの代わりに2位に投資すれば投資結果は悪くなるほかない。現実的に2位がどんな企業なのか知るのも難しい(存在感がないという話だ)」

2.超格差時代の核心「技術」…1位が市場の95%占める


米国株に投資する韓国の個人投資家だけでなく、名前が知られたファンドマネジャーは2023年初めから米国のM7銘柄を集中的に買い入れた。そのせいで韓国など複数の国の証券市場が疎外された。

――アップルのビジネス領域は無制限的と話したが、韓国の大企業も幾何級数の時代の勝者なのか。

「アップルや韓国財閥もタコ足式構造だ。韓国財閥は会社名と経営構造を共有する(特定一族の支配を受ける)。系列会社同士で取引し資本費用を分担する。これに対しアップルのようなデジタル企業は会社名や経営陣をともにするだけでなく戦略的資産であるデジタル インフラと顧客データなどを共有する」

――技術が幾何級数的格差を作る核心のようだ。

「人間は技術を誤解している。多くの人が技術を単純な道具だと考える。そのせいで技術が何か理解しようとしない。技術についてあまりにわかっていないという話だ。その上技術は価値中立的だと誤解している」

――技術は価値中立的でないという話なのか。

「価値中立的でないという言葉の意味を明確にしたい。技術が産んだ価値が公平に分配されないという意味だ。技術が開発され採用される過程や方法でだれが利益をどれだけ得るかが決定されるという話だ。19世紀初めに英国で産業革命が起きた。その時のさまざまな技術が経済的に活用され始めたが、当時技術が産んだ価値の大部分が労働者ではなく雇い主に戻った」

――プラットフォーム企業が幾何級数の時代の象徴といったが、投資家が注目すべき次世代プラットフォーム企業を推薦できるか。

「2種類を例に挙げたい。ひとつはエヌビディアに注目しなければならない。この会社がグラフィックチップを作る会社ということはだれでも知っている事実だ。ところが最近はプラットフォーム企業に変身している。CUDAはグラフィック処理装置(GPU)で行う並列処理アルゴリズムを作成できるようにするツールだ。エヌビディアのチップを活用するためにはCUDAを使わなければならず、CUDAを使えばエヌビディアのチップを使うほかはない。エヌビディアが人々を囲い込むプラットフォーム企業になっているということだ。もちろんいまはグーグルやアップルのように強力なプラットフォームではない。だが近い将来そうなる可能性が大きい」

3.エヌビディアもプラットフォーム企業…バイオでスーパースター迫る

――また別の未来プラットフォームは何か。

「バイオ分野で意味深長なプラットフォーム企業が登場するのを見ることになるだろう。この30年余りの間に人間は遺伝子暗号を解くのに多くの時間と資源を投じた。その結果バイオと製薬技術の相当部分がITに変わった。遺伝子データを活用し始めてバイオ会社がソフトウエア会社の性格を帯び始めた。近い将来ブロックバスター級治療剤を開発する会社が登場し幾何級数の時代の勝者、すなわちスーパースター級企業になる可能性が伺える」


「GPU作る会社? そこが変わった」エヌビディアに向けられた衝撃発言(1)

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