ドナルド・トランプ前米大統領
AP通信などによると、連邦最高裁判所は4日、少なくとも1件の事件を言い渡す予定だと3日、ホームページに告知した。
連邦最高裁判所は事件の判決日を予告しないため、この日どの事件に対する宣告が行われるは分からない。
しかし、米メディアは、連邦最高裁が宣告日を知らせるのは異例ということから、連邦最高裁がトランプ前大統領の出馬資格を剥奪したコロラド州最高裁の判決に対する判断を発表する可能性があると見通した。
連邦最高裁が「スーパー・チューズデー」の前にトランプ氏の出馬資格をめぐる不確実性を解消しなければならないという必要を念頭に置いたという分析も出ている。
スーパー・チューズデーには、同訴訟が始まったコロラド州を含む15州で大統領選候補の予備選挙を行う。
この一日だけで共和党の大統領候補になるために支持を得なければならない代議員全体の約35%が決定されるため、コロラド州の共和党はスーパー・チューズデーの前に決定してほしいと連邦最高裁判所に求めたことがある。
この日、判決が下されれば、その結果はコロラド州だけでなく、類似した訴訟が提起された他の州にも適用される見通しだ。
これに先立って、コロラド最高裁はトランプ氏が「大統領選挙詐欺」の主張で支持者を扇動し、2021年1月6日議会に乱入するように指示したことが反乱加担行為だとみてコロラド州の予備選挙の投票用紙から彼の名前を削除するように判決した。トランプ氏はこれに従わず、連邦最高裁判所に上訴を提起した。
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