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韓国、ハイブリッド人気にトヨタ・BMW・ポルシェもハイブリッドカー販売に集中

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ベンツ「Eクラス」第11世代モデル。最大17kWの力を追加提供する48Vマイルドハイブリッドが適用された。[写真 ベンツコリア]

不足する充電インフラ、寒波の中での放電などで韓国の自動車市場で電気自動車の代わりにハイブリッドカーが人気だ。これを受け韓国の自動車メーカーだけでなく輸入車企業などもハイブリッドカー販売に集中している。

◇「ハイブリッド=日本車」

ハイブリッドカー販売に最も力が入っているのは日本の自動車メーカーだ。トヨタが昨年販売した新車の97.8%、レクサスが販売した新車の99.5%がハイブリッドカーとプラグインハイブリッドカー、電気自動車など電動化モデルだった。この中でもハイブリッドカーが大部分を占める。トヨタはハイブリッドカー販売に押されレクサスブランドを含め2019年から4年ぶりに年間販売2万台を回復した。


トヨタは昨年「RAV4PHEV」(プラグインハイブリッド)をはじめ、「クラウンクロスオーバー」「ハイランダー」「アルファード」「プリウス」の5種の新車を発売した。いずれもハイブリッドモデルがある車種だ。多様化した選択肢にハイブリッドブームまで起き今年も良い成績を出すものと予想される。

販売不振に苦しめられたホンダも昨年下半期に発売した第11世代オールニューアコードハイブリッドと第6世代スポーツ多目的車(SUV)オールニューCR-Vハイブリッドで反転を準備中だ。韓国の消費者にトヨタと比べ認知度が低い自社の第4世代2モーターハイブリッドシステムを積極的に広報する計画だ。

◇ベンツとBMW、マイルドハイブリッドに集中

ドイツの自動車メーカーはマイルドハイブリッド技術で消費者を誘惑している。既存の内燃機関エンジンのそばに電気モーターを付け、中間や後方にインバータと小型バッテリーを追加する方式だ。一般のおハイブリッドと似た構造だが、バッテリー容量が小さくエンジンを補助する役割をする。エンジン性能を高め排出ガスを減らせるという長所がある。

メルセデス・ベンツ・コリアは年初に発表した新車エンジン車のうち「Eクラス」「CLEクーペ」「マイバッハGLS」にすべて48Vマイルドハイブリッドを適用した。ベンツは年内にPHEVモデルであるE350e4マチックエクスクルーシブ、メルセデスAMG E53ハイブリッド4マチックプラスを相次いで発売しハイブリッドカーのラインナップを増やす予定だ。

BMWもやはりマイルドハイブリッド機能を搭載した新型「5シリーズ」を主力として販売している。今月中に5シリーズのPHEVモデルであるBMW530eと530eMスポーツを韓国で発売する予定だ。年内にニュー5シリーズPHEVの高性能モデルである550exDriveMスポーツも発売する。ポルシェは大型セダンモデルである新型パナメーラ4Eハイブリッドと4SEハイブリッドモデルを下半期中に韓国で発売する予定だと明らかにし、消費者の選択肢はさらに広くなるものとみられる。

◇ハイブリッドカー新規登録の割合30%突破

自動車業界は当分エコカーに対する選好度が高まりハイブリッドカーに対する人気が持続すると予想した。韓国自動車モビリティ産業協会(KAMA)によると、1月の韓国国内新規登録自動車のうちハイブリッドカー(マイルドハイブリッドカー、プラグインハイブリッドカー含む)の新規登録台数は4万5605台で、全登録自動車14万4026台の31.7%に達した。月間基準では初めて30%を超えた。業界関係者は「輸入自動車メーカーもハイブリッドカー販売に積極的に出て今年国内自動車市場でハイブリッドカー販売の割合が順調に増えるものとみられる」と話した。



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