専攻医のストがまた始まった。3年半ぶりだ。専攻医が勤務するのは全国221の大型病院だ。こうした時に診療がまひするため国が揺れる。専攻医はインターン3137人、レジデント9637人で1万2774人だ。2022年基準で全医師の11.4%だ。昨年末基準でソウル大学病院の専攻医は740人で同院の医師の46.2%を占める。セブランス病院は40.2%、サムスンソウル病院は38.0%、ソウル峨山(アサン)病院は34.5%、ソウル聖母病院33.8%だ。古い病院であるほど専攻医の定員が多い。主要5病院ではない高麗(コリョ)大学の安岩(アナム)、九老(クロ)、安山(アンサン)病院も35.0%だ。
◇労働者・被教育生だが労働中心
専攻医は医師ストの台風の目だ。2000年の医薬分業問題の際に6カ月以上にわたり、2020年の医学部定員拡大反対の時には18日間にわたりストを行った。彼らは診察、検査、手術、処置、当直など多様な活動をする。麻酔や手術からいなくなればすぐにまひする。専門医を補助するというが医療行為総量の面では専攻医の役割は少なくない。ソウル大学病院のある外科教授は「専攻医なしで教授とフェロー(専任医)が1週間持ちこたえるのは難しいだろう」と話す。専任医は専攻医課程を終え2年ほど細部分野を学ぶ専門医をいう。過去にストを主導したある専門医は「これまでは専攻医がこっそりと復帰して診療を助けたが、いまの専攻医はそうしなさそうだ」と懸念する。
専攻医は労働者であり被教育生(修練医)という二重の身分保有者だ。先進国の専攻医は被教育生としての身分がより強いという。だが韓国は労働者の役割を多くする。高麗大学保健大学院のシン・ヨンソク教授は「韓国の病院は『労働者専攻医』の献身的労働に依存してきた。過去には週120時間も働いたが、最近は80時間(法定上限基準)に減ったといっても過度だ」と話す。専攻医協議会資料によると専攻医の1週間当たり労働時間は77.7時間だ。先進国でこんなところは見当たらない。日本は医学部定員を増やす要因のひとつとして医師の労働期間短縮を挙げる。
東京医科大学付属病院のガイドブック(2023~2024)によると、医師は非常勤含め1774人、レジデントは201人だ。韓国式に計算すれば専攻医の割合は10.2%だ。地方に行くほどこの割合が低くなる。米メイヨークリニック(ロチェスター本院)もレジデントの割合が10.9%だ。
韓国、医療大乱に理由あり…専攻医の割合、東京医大は10%・ソウル大学は46%(2)
◇労働者・被教育生だが労働中心
専攻医は医師ストの台風の目だ。2000年の医薬分業問題の際に6カ月以上にわたり、2020年の医学部定員拡大反対の時には18日間にわたりストを行った。彼らは診察、検査、手術、処置、当直など多様な活動をする。麻酔や手術からいなくなればすぐにまひする。専門医を補助するというが医療行為総量の面では専攻医の役割は少なくない。ソウル大学病院のある外科教授は「専攻医なしで教授とフェロー(専任医)が1週間持ちこたえるのは難しいだろう」と話す。専任医は専攻医課程を終え2年ほど細部分野を学ぶ専門医をいう。過去にストを主導したある専門医は「これまでは専攻医がこっそりと復帰して診療を助けたが、いまの専攻医はそうしなさそうだ」と懸念する。
専攻医は労働者であり被教育生(修練医)という二重の身分保有者だ。先進国の専攻医は被教育生としての身分がより強いという。だが韓国は労働者の役割を多くする。高麗大学保健大学院のシン・ヨンソク教授は「韓国の病院は『労働者専攻医』の献身的労働に依存してきた。過去には週120時間も働いたが、最近は80時間(法定上限基準)に減ったといっても過度だ」と話す。専攻医協議会資料によると専攻医の1週間当たり労働時間は77.7時間だ。先進国でこんなところは見当たらない。日本は医学部定員を増やす要因のひとつとして医師の労働期間短縮を挙げる。
東京医科大学付属病院のガイドブック(2023~2024)によると、医師は非常勤含め1774人、レジデントは201人だ。韓国式に計算すれば専攻医の割合は10.2%だ。地方に行くほどこの割合が低くなる。米メイヨークリニック(ロチェスター本院)もレジデントの割合が10.9%だ。
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