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<サッカー>韓国代表監督の更迭、しないのか、できないのか…カギは巨額の違約金(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
各メディアの報道内容に差はあるが、クリンスマン監督の年俸は220万ドル(約29億ウォン、約3億2700万円)前後と推定される。2年半ほど任期を残しているクリンスマン監督を解任する場合、サッカー協会が支払う違約金は60億ウォン前後にのぼる。辞任でなく解任の場合、残余任期の年俸をすべて支払うケースが一般的であるからだ。クリンスマンと共にするコーチングスタッフの契約をどう処理するかによって金額はさらに増える可能性もある。

次の指揮官およびコーチングスタッフに支給する人件費まで勘案すると、監督交代による損失費用は100億ウォンに近づく。現在天安(チョンアン)代表チームトレーニングセンター建設のために莫大な財源を投入しているサッカー協会の財政状況を勘案すると、数十億ウォンの金額を出すのは容易でないとみられる。

リーダーシップの崩壊も懸念される。巨額の違約金を支払って契約期間が残っている監督を送り出さなければいけない状況なら、選任過程に関与した人も責任論を避けがたい。


サッカー協会の事情に詳しいある人物は「行政的にクリンスマン監督選任過程を主導したのはマイケル・ミュラー監督選任委員長だが、実質的には協会の最高位級が水面下で関連交渉を進めた伝えられている」とし「協会の立場では、そうでなくとも世論が良くない状況でリーダーシップが揺らぐ状況を望まないだろう」と話した。

パク・ムンソン解説委員は「現在まで表れた状況を総合すれば一日も早く指揮官を交代させるのがサッカー代表チームの競争力維持のために望ましい決定になるだろう」としながらも「サッカー協会がいくつかの事情でクリンスマン監督体制を維持することを望むなら、アジアカップ以降の代表チーム運営に関連し、サッカーファンが納得できる水準の明確な計画とビジョンを示すべきだろう」と診断した。


<サッカー>韓国代表監督の更迭、しないのか、できないのか…カギは巨額の違約金(1)

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