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中国外交部長、新年の挨拶で米・日にASEANまで言及…韓国にはコメントなし

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国の王毅外交部長が26日午後、釜山海雲台区(プサン・ヘウンデグ)ヌリマルハウスで開かれた韓日中外相会談に出席して挨拶の言葉を述べている。ソン・ボングン記者

中国の王毅共産党中央外事弁公室主任(外交部長兼任)が中国に駐在する大使を招待して開いた新年行事で、米国・日本など各国との関係改善問題を取り上げながらも韓国に関しては言及しなかった。

1日、中国外交部によると、王氏は春節(中国正月)連休を控えて前日北京国家大劇院で2024年新年レセプションを開いた。

中国に駐在する各国外交使節や国際機構の代表・その配偶者、中国の部門別関係者ら400人余りが出席した席だった。韓国の鄭在浩(チョン・ジェホ)大使も出席した。


王氏は米国に関連して「(昨年11月)中米首脳会談は『サンフランシスコビジョン』を開いた」とし「両国関係が下落を止めて安定を取り戻したこと(止跌企穏)は、世界の普遍的な期待に沿うものだ」と述べた。

ロシアに対しては「新型強大国関係の手本を作ったことはグローバル戦略的安定に役立った」と言及した。

王氏は続いて「われわれは『親善恵容(近隣諸国と親しく付き合い、誠実に対して恩恵を与えて包容する)』を実践してアジア家庭建設において信頼できるパートナーになった」とし、中央アジア・ASEAN(東南アジア諸国連合)地域と周辺国家との関係も説明した。

また、日本に関しては「戦略的互恵関係を全面的に推進していくことを再確認した」と説明した。昨年11月、米国サンフランシスコで開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)を契機に1年ぶりに開かれた日中首脳会談から出た言及だ。

また、昨年11月首脳会談を通じて関係改善に出たオーストラリアに関しては「健全で安定した発展軌道に戻った」と評価した。

ただし王氏はアジア外交活動を言及しながら韓国との関係問題は特に取り上げなかった。すでに首脳会議の開催を合意した韓中日協力分野も発言の中にはなかった。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と習主席は昨年11月、APEC当時に会って握手をして3分程話を交わしたが、二国間の首脳会談は不発となった。

後任の外交部長が任命されれば、慣例で行われてきた両国間の電話通話も遅れることになる。

趙兌烈(チョ・テヨル)外交部長官は先月10日に任命された翌日、米国のブリンケン国務長官と初めて電話会談に開催したことに続き、現在まで日本、オーストラリア、ベトナムの外交トップと相次いで電話で挨拶を交わしたが、3週間が過ぎたこの日まで韓中外交トップ間で通話が行われたという発表はない。



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