25日、慶尚北道慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)の和白(ファベク)コンベンションセンターに高麗(コリョ)大学、成均館(ソンギュングァン)大学、延世(ヨンセ)大学、忠南(チュンナム)大学、漢陽(ハニャン)大学(カナダラ順)など半導体関連学科の教授が一堂に会した。前日に開幕した第31回韓国半導体学術大会の2日目だったこの日、「半導体教育と人材養成政策--このままで大丈夫なのか?」をテーマにした討論会が開かれた。パネルにはサムスン電子・SKハイニックスと契約学科を運営する大学や政府の半導体特性化大学支援事業に選ばれた大学の教授が参加した。政府の半導体人材養成政策と企業の要求を教育の最前線で反映する学校だ。
◇「閉科」にならないよう緊張感を持って教える
SKハイニックスと契約学科を運営している高麗大学半導体システム工学科のユ・ヒョンヨン教授は「定員外の人員で選抜する契約学科ということで、設立しやすかっただけに廃止にするのも簡単だ。閉科にならないために緊張感を持って教えている」と話した。米国の半導体装置メーカー「ラムリサーチ」や「インテル」などグローバル企業でキャリアを積んだユ氏は「問題解決能力と自分の主導的思考力を伸ばすことが必要なので、1年生の時に学ぶ教養中心の一般物理・一般化学・一般実験などを大胆に削って専攻基礎科目を新入生の時から少しずつ学べるようなシステムを用意した」と話した。従来の学科では簡単ではないカリキュラム変化を、新たに導入した契約学科では果敢に実行しているということだ。
韓国の半導体産業エコシステムが発展するには、大学で半導体の設計・製造以外の分野のカリキュラムも強化しなければならないという声も出てきた。昨年半導体特性化大学に選ばれた高麗大学〔世宗(セジョン)〕知能型半導体工学科のヤン・ジウン教授は「韓国は半導体装備分野に人材が行かないため、優れた装備企業がなく、産業にも大きくない効果が連鎖的に現れている」とし「装備に特化した人材をしっかりと育てようという目標を定め、協力会社27カ所から需要調査を行いカリキュラムを作った」と話した。明知(ミョンジ)大学半導体工学科のホン・サンジン教授は「素材・部品・装備が供給されなければ死んで目が覚めてもチップを作れないことから、今からでもこの分野の人材養成に気を遣わなければならない」と話した。
◇人材を養成する教授が重要
優秀な人材を養成していくためには実務経験のある教授陣が必要だが、大学がそのような専門家を確保するのは容易ではない。ある半導体業界関係者は「現業で経験を積んだ若手人材が教授として来るには教授の年俸と企業で受ける年俸の差が大きい」とし「台湾の場合は教員誘致のために二重国籍まで与えて米国から教授を迎えているが、韓国にはこのような誘引策がない」と話した。
◇学士だけではなく修・博士を増やすべき
この日、半導体業界の修・博士以上の高級人材養成にもっと投資しなければならないという指摘も出た。成均館(ソンギュングァン)大学半導体システム工学科のコン・ジョンテク教授は「台湾TSMCは修士が半分で、メディアテックは70%が修士」とし「サムスン電子には10%のイノベーター(革新家)、20%のパイオニア(開拓者)がいて、残りの70%はチームプレイが上手な人材だが、未来教育は10~20%の人材養成に焦点をもっと合わせるべきだ」と話した。
産業通商資源部によると、国内半導体産業技術の人材10万4004人(2021年基準)のうち、修・博士級の人材は全体10%も至らない9170人だ。このうち博士は全体の2%(2464人)にすぎない。政府とサムスン電子・SKハイニックスは今後10年間で2228億ウォン投資して2365人の修・博士を養成することにしたが依然として不足している。
延世大学システム半導体工学科のチョン・ソンウク教授は「高級人材を養成するために昨年から修士を選抜し始めた」とし「今後、博士まで拡大する計画」と話した。漢陽大学融合電子工学部のパク・ジェグン教授(韓国半導体ディスプレイ技術学会長)は「全世界の半導体産業を主導する韓国にはいまや実務型の人材よりも少数の天才がもっと必要な状況」としながら「基礎教育をおろそかにしてはいけない」と話した。
◇「閉科」にならないよう緊張感を持って教える
SKハイニックスと契約学科を運営している高麗大学半導体システム工学科のユ・ヒョンヨン教授は「定員外の人員で選抜する契約学科ということで、設立しやすかっただけに廃止にするのも簡単だ。閉科にならないために緊張感を持って教えている」と話した。米国の半導体装置メーカー「ラムリサーチ」や「インテル」などグローバル企業でキャリアを積んだユ氏は「問題解決能力と自分の主導的思考力を伸ばすことが必要なので、1年生の時に学ぶ教養中心の一般物理・一般化学・一般実験などを大胆に削って専攻基礎科目を新入生の時から少しずつ学べるようなシステムを用意した」と話した。従来の学科では簡単ではないカリキュラム変化を、新たに導入した契約学科では果敢に実行しているということだ。
韓国の半導体産業エコシステムが発展するには、大学で半導体の設計・製造以外の分野のカリキュラムも強化しなければならないという声も出てきた。昨年半導体特性化大学に選ばれた高麗大学〔世宗(セジョン)〕知能型半導体工学科のヤン・ジウン教授は「韓国は半導体装備分野に人材が行かないため、優れた装備企業がなく、産業にも大きくない効果が連鎖的に現れている」とし「装備に特化した人材をしっかりと育てようという目標を定め、協力会社27カ所から需要調査を行いカリキュラムを作った」と話した。明知(ミョンジ)大学半導体工学科のホン・サンジン教授は「素材・部品・装備が供給されなければ死んで目が覚めてもチップを作れないことから、今からでもこの分野の人材養成に気を遣わなければならない」と話した。
◇人材を養成する教授が重要
優秀な人材を養成していくためには実務経験のある教授陣が必要だが、大学がそのような専門家を確保するのは容易ではない。ある半導体業界関係者は「現業で経験を積んだ若手人材が教授として来るには教授の年俸と企業で受ける年俸の差が大きい」とし「台湾の場合は教員誘致のために二重国籍まで与えて米国から教授を迎えているが、韓国にはこのような誘引策がない」と話した。
◇学士だけではなく修・博士を増やすべき
この日、半導体業界の修・博士以上の高級人材養成にもっと投資しなければならないという指摘も出た。成均館(ソンギュングァン)大学半導体システム工学科のコン・ジョンテク教授は「台湾TSMCは修士が半分で、メディアテックは70%が修士」とし「サムスン電子には10%のイノベーター(革新家)、20%のパイオニア(開拓者)がいて、残りの70%はチームプレイが上手な人材だが、未来教育は10~20%の人材養成に焦点をもっと合わせるべきだ」と話した。
産業通商資源部によると、国内半導体産業技術の人材10万4004人(2021年基準)のうち、修・博士級の人材は全体10%も至らない9170人だ。このうち博士は全体の2%(2464人)にすぎない。政府とサムスン電子・SKハイニックスは今後10年間で2228億ウォン投資して2365人の修・博士を養成することにしたが依然として不足している。
延世大学システム半導体工学科のチョン・ソンウク教授は「高級人材を養成するために昨年から修士を選抜し始めた」とし「今後、博士まで拡大する計画」と話した。漢陽大学融合電子工学部のパク・ジェグン教授(韓国半導体ディスプレイ技術学会長)は「全世界の半導体産業を主導する韓国にはいまや実務型の人材よりも少数の天才がもっと必要な状況」としながら「基礎教育をおろそかにしてはいけない」と話した。
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