蓋を開けていない中国産の高粱酒からハエと推定される異物が発見されたという疑惑が提起された。



３０日、仁川（インチョン）に住むＡさんによると、昨年９月にソウルのある飲食店で高粱酒を注文したところ、瓶の中に異物が入っているのに気づいたという。


Ａさんは「瓶の中に何かがあり、よく見るとハエの死骸だった」とし「瓶の栓を開ける前だったので最初から入っていたのは確実」と説明した。続いて「夕食に同席していた知人が輸入会社に連絡を取って問題を提起したが、対処に誠意がなかった」とし「食の安全と注意を促すために情報提供をした」と伝えた。

この高粱酒は中国現地の製造工場で生産され、韓国の輸入会社を経て流通する製品と確認された。輸入会社は異物関連の顧客のクレームがあった後、製品回収を通じて精密調査と補償協議など後続措置を積極的に進める予定だったという立場だ。ただ、輸入会社は相手側が過度な金銭的補償を要求し、問題の解決にも非協調的だったとし、定められた手続きに基づき対応中だと明らかにした。

異物混入に対する過失がある製造業者は食品衛生法違反で制裁を受けることがある。現行法は基準と規格に合わない食品・食品添加物を販売したり販売目的で製造・輸入・加工・使用・料理・保存・運搬・陳列してはいけないと規定している。食品医薬品安全処はこれを基づき異物と過失の程度により違反製造業者に対して是正命令から品目製造停止、製品廃棄など行政処分を決める。