それから20年。山河が2度変わる歳月が流れたのに高齢者自殺問題は改善していない。昨年10~29歳の青年は10万人当たり28.6人が、70歳以上は10万人当たり98.4人が極端な選択をした。自殺といえば若い層の極端な選択を思い起こさせるが、生涯に多くの苦難に耐えてきた高齢者が自ら命を絶つ事例が圧倒的だ。崇実(スンシル)大学社会福祉学科のホ・ジュンス教授は「高齢者の自殺には主に病気になり、資産もなく、老いて家族の荷物になりたくないという利他的理由が多い」と話す。
高齢者の極端な選択は貧困と深い関連がある。2021年6月に保健福祉部が発表した「2020高齢者実態調査」によると、高齢者が自殺を考える主な理由は「健康」が23.7%、「経済的困難」が23.0%だった。先進国という地位にありながら恥ずかしくも韓国の高齢者貧困率は深刻だ。昨年11月に経済協力開発機構(OECD)が発表した「図表でみる世界の年金2023」と題する報告書によると、韓国の高齢者貧困率は40.4%でOECD加盟38カ国で圧倒的な1位だ。日本の20.2%、米国の22.8%の2倍水準だ。
韓国、高齢者1000万人時代…高齢者貧困率はOECD1位(2)
高齢者の極端な選択は貧困と深い関連がある。2021年6月に保健福祉部が発表した「2020高齢者実態調査」によると、高齢者が自殺を考える主な理由は「健康」が23.7%、「経済的困難」が23.0%だった。先進国という地位にありながら恥ずかしくも韓国の高齢者貧困率は深刻だ。昨年11月に経済協力開発機構(OECD)が発表した「図表でみる世界の年金2023」と題する報告書によると、韓国の高齢者貧困率は40.4%でOECD加盟38カ国で圧倒的な1位だ。日本の20.2%、米国の22.8%の2倍水準だ。
韓国、高齢者1000万人時代…高齢者貧困率はOECD1位(2)
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