15日に開催された韓中ビジョンフォーラム ウ・サンジョ記者
文興鎬(ムン・フンホ)漢陽大国際学大学院名誉教授=台湾選挙を米中の代理戦とみるのは難しい。中国が魅力を喪失し、台湾内の反中感情があまりにも強まったからだ。頼清徳の民進党はフレーム争いで勝利した。過去の「独立か統一か」の代わりに「民主か独裁か」というスローガンを掲げて台湾と中国を区分した。戦争の恐怖を抑える一方、中国との差別化に成功した。半面、侯友宜氏の国民党は旧態依然の「戦争か平和か」ばかりを叫び、若者から背を向けられた。台湾の有権者はその代わり立法委員(議員)選挙では国民党を支持し、絶妙に均衡を取った。両岸関係は頼清徳政権の序盤期に中国が台湾に圧力を加え、軍事的緊張が高まる可能性がある。また中国は台湾の国際的生存空間遮断に向けて「銃声なき台湾殺し」に動くとみられる。しかし中国・台湾ともに交流協力の必要性を共有していて、中長期的には両岸葛藤は緩和すると予想される。両岸経済協力は選択でなく生存の問題であるからだ。民進党政権が米国に傾くのは避けられないが、11月の米大統領選挙でトランプが勝利する場合は大きな変化が予想される。韓半島の安保不安も短期的には強まる可能性が高い。独立性向の民進党の再執権で両岸関係への影響は当分は避けられないと考えられるからだ。
【韓中ビジョンフォーラム】「両岸危機が高まれば北も緊張高める可能性」(2)
この記事を読んで…