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氷点下20度の厳しい寒さで猛威を振るう「焚き物泥棒」…隣家の戸口も盗む北朝鮮住民たち

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗

氷点下20度に迫る厳しい寒さが続く北朝鮮で、住民たちが焚き物を求めて隣のトイレのドアまで盗んでいくなど、深刻な生活難に陥っているという。

北朝鮮専門メディアのデイリーNKジャパンは9日、北朝鮮両江道(ヤンガンド)の消息筋を通じて、恵山(ヘサン)市で薪のない住民たちが隣家の戸口やトイレのドアまで密かに盗んでいくことがよく発生していると報じた。気温が氷点下20度以下に下がる厳しい寒さが続き、生活難で焚き物を買う余裕がなくなると、このような「焚き物窃盗」事件が発生しているのだ。また、現在、北朝鮮は造林事業によって伐採の取り締まりが強化され、焚き物の入手が比較的に難しくなった。

消息筋は「発覚すれば死ぬほど殴られたりする」として「盗みに出てこそ生き残れる世の中になったのに、特別な対策はなく住民の苦悩が深まっている」と伝えた。


北朝鮮住民の生活難は「税外負担」(non-tax burden)以降深刻になった。税外負担は住民が地方政府に払う一定のお金や現物、労働力など不定期、または半定期的な義務負担を指す。これは1974年4月1日の税金制度廃止後、非公式慣行として導入された。割当量を満たせなかった場合、思想的覚悟が透徹していないと公に自己批判をせせて羞恥心を与えたり政治犯とみなしたりする。最近、一人で生計を立てているある北朝鮮女性が要求と負担に耐え切れず、自ら命を絶つことも発生した。



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