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今度は機体に大きな穴…これほどなら「ボーイング恐怖症」がくる(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真

米国交通当局が国内・米国航空会社で運行中であるすべてのボーイングB737MAX9の運航を停止するよう命じた。該当機種の旅客機で機体の一部が吹き飛ぶ事故が起きてから1日ぶりだ。

米連邦航空庁(FAA)は6日、米国の航空会社が運営したり米国領土で飛行するB737MAX9の運航を一時停止する命令を下したと明らかにした。




これに先立ち前日に乗客171人と乗員6人を乗せオレゴン州ポートランド国際空港を離陸したアラスカ航空のB737MAX9が、離陸直後に機内の圧力が急激に落ち緊急着陸した。窓が壊れ壁体側壁の一部が吹き飛んで機体に大きな穴までできた事故だった。幸い人命被害はなかったが、搭乗者は恐怖に震えなければならなかった。

米国が運航停止に出るとトルコ航空と欧州連合航空安全庁(EASA)も該当機種の運航を停止して点検に乗り出したとロイター通信が7日に報道した。これと関連し、AP通信、ニューヨーク・タイムズなど外信は世界1位の航空機メーカーである米ボーイングのB737MAXをめぐる雑音が絶えなかったと報道した。

◇昨年はボルト緩む症状…2件の事故で346人死亡

先月28日にはB737MAX9型でボルトが緩む現象が見つかり不安な兆しを見せた。ある国際航空会社が定期点検中に該当機種の方向舵制御連結装置でナットがはずれたボルトを発見してボーイングに連絡し、ボーイングは世界で運航中のMAX9型を点検するよう航空会社に要請した。

2017年に発売されたB737MAX(7・8・9・10)はボーイングの代表的な中長距離旅客機だ。ボーイングはホームページで「MAXは世界100社以上から5000機が発注されボーイング史上最も速く販売された機種」と紹介した。

こうした737MAXは4カ月ほどの間に2度の墜落事故が発生し議論を呼んだ。2018年10月にインドネシアのジャカルタで189人を乗せたB737MAXが離陸してからわずか数分でジャワ海に墜落し全員死亡した。続けて2019年3月にエチオピア航空が運航するB737MAXが離陸直後に墜落し搭乗者157人全員が死亡した。

2度目の事故発生から3日ぶりに当時のトランプ米大統領は大統領令を出しB737MAX8と9のすべての飛行を一時停止した。当時韓国や中国など40カ国以上が737MAXの運航を停止したり自国内の飛行を禁止したりし、20カ月にわたり運航停止されたが各国で相次ぎ飛行が再開された。韓国では該当機種の領空通過と離着陸を2019年3月以降禁止していたが2021年11月から再開した。


今度は機体に大きな穴…これほどなら「ボーイング恐怖症」がくる(2)

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