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韓国、高物価でサムギョプサルの忘年会も負担…中華料理店に行く会社員たち

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サムギョプサル資料写真

「忘年会、コスパ、人気の店」

京畿道板橋(キョンギド・パンギョ)のゲーム会社のチーム長クラスの幹部を務めるキムさんが最近スマートフォンで最も多く検索したキーワード3つだ。年末の忘年会を控えているためだ。毎月出る会食費(会議費)は50万ウォン。チーム員10人を連れて会食するには常にギリギリだ。それでも先月までは月1回の昼食で飲み会の代わりにした。

だが忘年会だけは夜にやろうとすると高騰する外食物価が悩みだ。結局キムさんは会社近くの中華料理店を忘年会場に決めた。焼き肉店や日本料理店、洋食レストランよりも負担が少ないためだ。彼は「20~30代のチーム員がほとんどの上、人気の店に、酒も好きなのでポケットマネーを出さなくては忘年会も難しい」と話す。


高物価が会社員の忘年会の風景も軽く変えている。夕食を昼食に変えたり、少しでも安いところを探したり、忘年会をしても2次会はしない形だ。急騰する外食物価の影響が大きい。韓国統計庁が6日に出した「物価動向」によると、11月の外食物価は1年前より4.8%上がった。

昨年の8.6%の急騰に続く上昇だ。同月の消費者物価全体の上昇率が3.3%、昨年が5.0%だった点を考慮すると上げ幅ははるかに大きい。

実際に10人で会食すると仮定した時の忘年会費用を確認してみた。ソウル・鍾路(チョンノ)の焼き肉店で1人分1万8000ウォンのサムギョプサルを1人当たり2人前ずつ20人分注文する場合36万ウォンだ。ここに1本5000ウォンの焼酎5本とビール10本を加えれば7万5000ウォンかかり、締めに5000ウォンのテンジャンごはん10人分までを加えると5万がかかり、総額48万5000ウォンとなる。

焼き肉店より安価な中華料理店もばかにできない。世宗(セジョン)のある中華料理店で酢豚など4万5000ウォンの大皿料理4品を注文すれば18万ウォンだ。やはり1本5000ウォンの焼酎5本、ビール10本を加えると7万5000ウォンがかかり、1万ウォンのチャジャンミョン10人分の10万ウォンを足すと総額は35万5000ウォンだ。

いわゆる3大「会食物価」と呼ばれる外食、酒類、タクシー料金が一斉に急騰した。外食物価上昇率は先月まで全体平均を30カ月連続上回った。韓国消費者院によるとソウル基準で10月のビビンバ価格は1万577ウォン、冷めんは1万1308ウォンだ。

酒代も大きく上がった。11月基準で焼酎(外食)は昨年9.7%、今年4.7%上がった。タクシー代は11月に1年前より20.7%上がった。ソウル市が2月にタクシーの基本料金を3800ウォンから4800ウォンに引き上げた影響を受けた。

仁荷(インハ)大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は「忘年会の習慣がコロナ禍で大きく萎縮したが完全に消えたりはしないだろう。ただし会食3大物価が大きく上がった影響も重なり忘年会の習慣は一層軽くなった」と分析した。



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