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ヒトに移植したブタの心臓が停止…患者、6週後に死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国研究チームが遺伝子を操作したブタの心臓をヒトの患者に移植する2例目の実験を行ったが、患者は移植から6週後に死亡した、CNNが31日(現地時間)伝えた。

報道によると、メリーランド医大研究チームの手術でブタの心臓の移植を受けたローレンス・フォーセットさん(58)が手術後6週目の先月30日に死亡した。

末期心不全患者だったフォーセットさんは複合疾患で体の状態が悪化し、すべての心臓移植プログラムから拒否された状況だった。米食品医薬品局(FDA)は9月20日、急に悪化した患者に実験的な手術を許容する「同情的使用」を通じてブタの心臓移植手術を承認した。


研究チームはヒトに深刻な免疫拒否反応を起こすブタの遺伝子3つを遺伝子ハサミで切り、ヒトの遺伝子6つを挿入した心臓を移植した。移植した心臓が肥大化しないよう成長遺伝子機能も遮断した。

フォーセットさんは手術後に歩行の練習をし、妻とカードゲームをするなど相当な進展を見せた。しかし最近の数日間は心臓で拒否反応の兆候が表れ始めたと、研究チームは伝えた。

執刀したバトリー・グリフィス博士は「フォーセットさんの最後の望みは、私たちの経験から学んだことを最大限に生かして、他の人が臓器を使用できない時に新しい心臓を得る機会を与えることだった」とし「私たちは彼を忘れない」と語った。メリーランド医大は「フォーセットさんは自身の生体検査を読んで解釈しただけでなく、異種移植分野を発展させるのに重要な貢献をした科学者だ」と述べた。

これに先立ちブタの心臓移植を受けた最初の患者デビッド・ベネットさんは移植から2カ月後に死亡した。剖検の結果、ブタに肺炎などを起こすウイルスDNAが体内で発見された。

米国では臓器移植希望者リストに名前を載せた待機者が11万人を超えるが、臓器不足のため毎日17人が死亡していると、CNNは伝えた。



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