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「豚の心臓移植」58歳の男性が回復中…初挑戦では手術から2カ月後に死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真 [Pixabay]

米国の研究チームが遺伝子を操作した豚の心臓を生きている患者に移植した。史上2度目の挑戦だ。

22日(現地時間)、ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、メリーランド大学医学部研究チームが20日、末期心臓疾患患者のローレンス・フォーセットさん(58)に豚の心臓を移植した。

合併症などで他の治療方法をあきらめたフォーセットさんは回復中だ。現在、妻と子供など家族とコミュニケーションが可能な状態だと研究チームが伝えた。


海軍出身であるフォーセットさんは豚の心臓移植手術を受ける前に「少なくとも私には希望とチャンスがある」とし「あらゆる力を尽くして戦いたい」と感想を述べた。遺伝子を操作した豚の心臓を利用するのは、免疫システムの拒否反応を防ぐためだ。研究チームは今回の手術で10個の遺伝子が操作された豚の心臓を使用した。

メリーランド大学医学部研究チームは昨年1月、豚の心臓を人間に移植する初挑戦を行ったことがある。当時、豚の心臓移植を受けた57歳の男性は、2カ月後に死亡した。

最近はニューヨーク大学(NYU)の研究チームが脳死患者2人に豚の心臓を移植した。豚の心臓は脳死者の身体で3日間正常に機能したという。

人間の臓器ではない他の動物の臓器を移植する異種移植研究は、初期には霊長類の臓器を移植することに重点を置いた。現在は豚を臓器提供動物として主に利用している。臓器の大きさ、早い成長、子供をたくさん産む点、すでに食糧源として飼育されている点などが適しているためだ。



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