2023バロンドールランキング22位の金玟哉(キム・ミンジェ) [写真 バロンドールSNS]
仏サッカー専門メディアのフランスフットボールは31日(日本時間)に発表した2023バロンドール受賞者と共に候補30人の最終順位を発表した。生涯初めてバロンドール候補に名を連ねた金玟哉は最終22位だった。アジア出身のDF選手では歴代最高順位だ。
バロンドールはシーズン最高の活躍を見せた選手に与えられるサッカー最高権威の賞で、フランスフットボールが主管する。今回は2022-23シーズンの成績が基準だ。
これで金玟哉は世界最高のDF選手となった。今年のバロンドール候補のうちDF選手はルベン・ディアス (マンC、ポルトガル)、ヨシュコ・バルディオル(マンC、クロアチア)、金玟哉の3人だけで、金玟哉の順位が最も高かった。ディアスは30位、バルディオルは25位。DF選手がバロンドールを受賞するのは容易ではない。2006年にファビオ・カンナバーロ(引退、イタリア)がDF選手でこの賞を受賞した。
韓国人では歴代2番目に高い順位だ。孫興慜(ソン・フンミン、トッテナム)がイングランド・プレミアリーグ(EPL)得点王(2021-22シーズン)になった2022年に最終11位になった。11位はアジア選手の歴代最高順位。これまでバロンドール候補に名を連ねた韓国の選手は2002年の薛ギ鉉(ソル・ギヒョン、アンデルレヒト)、2005年の朴智星(パク・チソン、マンU)、そして19年と22年の孫興慜の3人だけだった。当時、薛ギ鉉と朴智星は点数を受けられなかった。孫興慜は2019年には最終22位だった。孫興慜は今回バロンドール候補に含まれなかった。
金玟哉は2022-23シーズン、イタリア・セリエAのナポリでプレーし、最高の活躍を見せた。リーグ35試合(2得点)に出場してチームの最少失点(28失点)に貢献し、ナポリの33年ぶりセリエA優勝に決定的な役割をした。セリエA事務局は金玟哉をリーグ最高DFに選定した。アジア選手で初めての受賞だ。
イタリアを平定した金玟哉は2023-24シーズンを控えた7月、ミュンヘンに移籍した。移籍料は5000万ユーロ(約79億円)でアジア選手歴代最高額だった。
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