ＳＫグループの崔泰源（チェ・テウォン）会長が「会社継承計画を準備している」と話した。また、最近中国ファーウェイの最新スマートフォンにＳＫハイニックスの半導体が使われていたことに対しては「われわれの供給経路ではない」と説明した。

崔会長は１１日に公開されたブルームバーグとのインタビューで、グループ継承計画について「本当に考え中で、準備しなければならない」と話した。彼は「もし私が何かの事故に遭えばだれがグループを率いるだろうか。継承計画が必要だ」と強調した。

その上で「私だけの計画があるがまだ公開する時ではない」と付け加えた。崔会長は２５年前の１９９８年に先代の崔鍾賢（チェ・ジョンヒョン）会長が死去した後に経営権を引き継いだ。


インタビューで崔会長は半導体と車載バッテリー事業について主に言及した。特に中国ファーウェイが８月に公開した最新スマートフォン「Ｍａｔｅ６０Ｐｒｏ」にＳＫハイニックスのメモリー半導体が使われていたことと関連し、崔会長は「ミステリーだ。われわれの供給経路ではない」と答えた。

半導体市場全般に対しては「状況が良くない。特にメモリー部門に供給過剰が発生している」と評価した。米国のインフレ抑制法によりバッテリー資材を中国から調達するのが難しくなった状況と関連しては、「核心素材を１００％中国にだけ依存することはできない。ＳＫオンはアフリカと南米を訪ねて中国ではない別の所から供給を受けられるか模索している」と話した。ＳＫのバッテリー事業を担当するＳＫオンは最近米国にフォード自動車とともにバッテリー工場を作るため米国政府から９２億ドル規模の借款を条件付きで約束された。