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【社説】自由民主主義を守ってきた韓米同盟70年、共に進もう

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
来月1日は韓米相互防衛条約が締結されて70周年となる日だ。韓国戦争(朝鮮戦争)の停戦協定が1953年7月27日に署名される前から当時の李承晩(イ・スンマン)大統領が米国側に安全保障装置を強く要請し、結局、同年8月8日にソウルで仮調印した韓米同盟条約が10月1日に米ワシントンで公式締結された。

過去70年の韓米同盟は自由陣営の第一線で共産勢力の侵略と脅威を効果的に防御した。韓米同盟のおかげで大韓民国は飛躍的な経済成長を遂げ、現在、世界10位圏の先進国にまで成長した。このため韓米同盟は戦争を防いで繁栄をもたらした最も「偉大な同盟」と評価される。

長い秋夕(チュソク、中秋)連休を控えて26日、意味深い韓米同盟70周年の年に迎えた第75周年国軍の日記念式が城南(ソンナム)ソウル空港であらかじめ開かれた。「強い国軍、頼もしい安保、力による平和」をテーマに開かれた記念式で、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は「強固な韓米同盟を土台に韓日米安保協力をより一層強化し、友好国と緊密に連携し、強力な安保態勢を確立していく」と述べた。また「もう韓米同盟は核を基盤とする同盟に高度化した」とし「北が核を使用する場合、韓米同盟の圧倒的対応を通じて北の政権を終わらせる」と警告した。


午後にはソウル崇礼門(スンネムン)-光化門(クァンファムン)区間で兵力約4600人と装備170台が参加した国軍の市街地パレードが2013年以来10年ぶりに開かれた。1998年から5年単位で市街地パレードを開いてきたが、文在寅(ムン・ジェイン)政権だった2018年には芸能人の公演などに変更された。力による平和を力説してきた尹大統領の指示で今回また開催されることになった。

市街地パレードでは北朝鮮の核・ミサイル挑発に対応する「韓国型3軸体系」(キルチェーン、ミサイル防衛体系、大量反撃報復体系)の核心戦力が公開された。特に高度40キロ以上で北朝鮮ミサイルを正確に迎撃・破壊できる長距離地対空誘導武器L-SAMが初めて一般公開された。在韓米軍所属の戦闘部隊員約300人が国軍と共に初めて市街地パレードをした場面は韓米同盟の結束力を象徴した。

「韓米同盟が核心安保同盟から必須グローバルパートナーシップに成長した」というブリンケン米国務長官の言葉のように、韓米同盟の範囲と重要性も大きく拡大している。70年前に安保同盟として始まった韓米同盟は4月の韓米首脳会談をきっかけに安保・産業・科学技術・文化・情報同盟に進化している。

ただ、米中覇権競争の中で被害を受ける韓国の経済的利益に米国が今より積極的に配慮するべきだという指摘もある。尹錫悦政権は来年の米大統領選挙の風向きも綿密に点検しながら、今後も韓米同盟が強固に持続するよう外交力を発揮する課題も抱えている。



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